直接のお知り合いでないと意味が分からないかも知れないが、
「大丈夫です」


この週末、これを機会と捉えて妻のご両親に近況と起業の意向を伝えた。
サラリーマン家庭にとって、起業ほどリスキーな事は無いと考えるのは不思議では無いはずだが、こういう機会であると説得力が増すようだ。

実家にも電話をした。
「おう、分かった。まあ無理すんな。」
私の父は国立大学建築学科、柔道部という絵に書いたような堅物で、ゼネコンを30年勤めた上げた団塊の世代である。

母はいつも言った。
「お父さんみたいにいい大学に入って、いい会社に入ってね。」
(当然、言われたその少年は反抗し、道を外して、学歴よりも仲間が全てだと考えるようになる。)

彼らは定年まで変わらない生活が続くと信じて疑わなかった。
バブルが弾けるまでは。

バブル崩壊の影響で、父の勤務していた準大手ゼネコンは数千億の債務免除を受ける。
父は当時、営業部長であったが、数十名の部下の再就職口を全て決めた後、1人になった部署で辞表を書いたと聞く。

幸いな事に多額の退職金を得た後、通勤に便利だった実家を売却。兼ねてからの憧れの地を手に入れ、自分で設計した居宅に住み、山での生活を悠々自適に楽しんでいる。
母に無理矢理連れて行かれていた山登りも、ゴルフに次ぐ趣味になっているようだ。

世代で考えても仕方ないが、彼らが最後の勝ち組世代かも知れない。
その下の世代はバブル崩壊後、多くの人が再就職に苦しんだはずだ。
また、我々の世代で退職金や年金や長期雇用を期待している人間は極一部だろう。


私は、ゼネラリストの時代は終わった。スペシャリトの時代だというような論調を最もだと思っている。
ただ、スペシャリストの道を選ばない。

スペシャリストが、社会から必要な事を安心して取り組める企業。
これを経営する道を選ぶ。