便利さを感じる対象者は | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

ダメ出しの専門家です

 

先日のスーパーでの事

お惣菜と揚げ物のコーナーを通った時に
ご年配のご夫婦が

焼き鳥を買おうとしているようで

トングを持ち格闘していました

しかし、トングで細い串を挟むことが出来ず
ならばと手で串を掴んで取ろうとしました

でも、「手が届かない!」のです

奥さんがパックを持ち
旦那さんが焼き鳥を取ろうと頑張っています

届かないからどんどん体を伸ばし
体が揚げ物の上に乗るようになってしまいました

男性の服や肩から掛けているカバンが

揚げ物に乗っかっています

 

「取れないんだ・・・」

 

今まで何とも思わなかった並べ方ですが
それを不便に感じる年代がいるんです

 

「そうか!段を多くすると、ご年配の方、背の低い方には
遠くの揚げ物が届かないんだ」

今さらそんな事に気付きました

 

早急に改善が必要な事だと思いました


きっと私もあのご夫婦のような年齢になると

焼き鳥が取れなくなるんだ・・・

ビールやドリンクの箱買いも出来なくなる
 

考えてみると世の中の大半は

子供とお年寄り以外の人を基準にして

作られているものが多いですね

私が上る階段と、

2歳児、90歳の方が上る階段の高さが同じ
ドアの重さも同じです

でもそれは

簡単に変える事が出来ないかもしれません

しかし商品の陳列の仕方は

すぐに変える事が出来ると思います
 

お店の中に

子供用のカゴやカートが置かれているお店が多くなりました
工夫していないわけではないのはわかります

次はもう少し不便さを無くすとか

高齢者対応なのかもしれません


日本は超高齢社会なのですから
お店の中もそれを意識した場所である必要が
求められているのではないでしょうか