信念がなければ | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

激辛アセスメント講師 北村美由起です
 
「この親子の家庭を覗いてみたい」
そう思う方がいます

あるお客様の事です
3組のお客様が同じ環境にいらっしゃいます

お父様が社長、長男が次期社長という
経営者一家です

時々伊勢丹の近くで
親子で歩いている時にお会いします

いつも親子で
キリッとしたご挨拶をしてくださいます

息子さんは
ちゃんと社長のお父様の後ろを
一歩下がって歩いています
 
みなさんに共通していることは
長男の方は親である社長への言葉遣い
対応などがとても素晴らしいのです
(どんな子育てをしてきたのか興味深々です)
 
お父様である社長への態度は
とても丁寧です
家庭でもきっとそうなのでしょう

小さい頃を覗いてみたいです
 
1組の長男の方を
小さい子供のころから知る人は

「子供の頃から親に口答えをしたことが無い」
「どうしたらこんな良い子が出来るんだろう」
そう思っていたとお聞きしました

反抗期は無かったそうです
 
厳しくしつけられ
小さい頃から
経営者になる準備が
すでに始まっているのでしょう

子育ては迷う事もあるし
どうしていいか、人に聞きたくなることも
当然あると思います
 
しかし、ただうのみにして
人の話に従っても
自分が望むような成果は期待できません

私は経営者の家族は
子育てをあまり人には
聞かない家庭が多いように思います
 
経営者としての
「信念」「ルール」「あり方」があり
何事もはっきりとしているので

「家は!」「我が家は!」と
自分の信念や考えが優先し
あまり細かい事で
迷う事が無いのだと思います
 
今は子育ての本や講演会はたくさんあります
様々な子育ての情報がはびこる中で

何が自分にとって正しい情報なのかを
選んでいかなければなりません

好み=良い結果
とは限らないです
 
人に「良かった」と思う方法が
自分にも良いとは限りません
 
例えば「褒めて伸ばせ」
褒めて、褒めて育てた結果 

その子はどんな子供になったかを
見せてもらった事はありますか?
 
また、
他人の子どもを上手く育てられる人が
必ずしも
自分の子供を上手く育てるとは限りません
 

専門家でも
自分の子供は荒れた学生生活を送り
騒ぎばかりを起こしていたなど
珍しくはありません

他人の子供は「他人の子」
遠慮もあるし、理性も働きます
励ましたり、褒めたりが容易に出来ます
 
でも自分の子供はそうはいきません
腹も立つし、余計なひと言も
言ってしまうこともあります
 
「理論」だけで子育ては出来ません
日々の実践が1番大事です


子育ての一番大変な時期は
小学校高学年からです
 
友達関係が代わる、
学習能力がはっきりとしてくる

自我も強くなってきて
口答えもする
 
「育て上げる」ことは
とっても大変な仕事です

将来どんな大人になって欲しいか
目標を明確にし
常にその目標から目を離さない事
 
子育ては長期ランナーの始まり
フィニッシュの理想を描いて
年単位で課題を一つ一つ
一緒にクリアしていくのだと思います