人はしあわせになる権利がある | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です



人はしあわせになる権利がある

誰もそれをじゃましてはいけない



連日TVで放送されるいじめの実態

アンケート調査から見える日常的ないじめ


これからという人生を

自ら閉じるという選択をするには


それはそれは辛かったことでしょう



私が中学の頃

いじめはありました


しかし、生徒の中でそれをやめさせよう

いじめられている生徒を助けようとする動きが

ちゃんとありました


いじめを見つけると

生徒会長のところに走りそれを伝える


生徒会長は走って

そのいじめている生徒のところにいき止めに入っていた



そのいじめっこは私と同じクラスで

授業中も態度が悪くて先生たちも手を焼いていたが


生徒間で

いじめられている生徒を守るという動きがあった


いじめっこの彼はいつも竹刀を持っていて

男子生徒でも女子生徒でも

気に入らないとそれで人を叩いていました


いじめを止めに入った私も

竹刀で叩かれたことがあります



ある時など

いじめられている生徒のおばさんが

学校にどなりこんできて


いじめっ子の男子呼び出し

廊下に並ばせて説教していました


「授業中ですから」と止めに入った教頭先生に

「教育もまともにできない学校はだまってろ」

みたいな会話をしていたと記憶をしています


私はそのいじめられていた子のおばさんが

男子生徒を並べて説教している姿をじっと見ていました



昔は大人は怖かった

だから、子供は悪さを大人にばれることを恐れた


でも、いまはどうだろうか

大人を怖いと思わない子供が多いような気がします


電車の中で座り、携帯電話で話をつづけ

大声で笑い、シートに足を乗せて


徐々に、徐々に

日本の学校教育と家庭教育は

子供のための教育という力を発揮できなくなっていった




子供が自殺をして良いわけがない

これからたくさんの楽しい出来事がまっているのに

人生をこんな形で終わらせていいわけがない


自分の子どもだったら

友人の子どもだったら

私はこの件をどうしただろうかと考える


本当にかわいそうで心が痛みます



亡くなった生徒さんと同じクラスの生徒は

担任の対応、教育委員会の対応に


大人を信じられなくなるということも

起きるかもしれない



大人の助けのない状態で

子供がいじめをがんばれるわけがない


頑張るとは支え応援してくれる人がいるからできること


見捨てられ逃げ場のない状態で

絶えることを、頑張ることを続けられるとは考えられない


本来学校とは楽しいところ

その経験を奪われた苦痛の責任は


このいじめは

加害者の子供だけではなく


加害者の子供の親も、担任も、学年主任

教頭も校長にも責任があるのではないだろうか



教育委員会とはなんのためにあるのか

あれだけ大勢がずらっと並んで会見する姿は

おかしくて滑稽にも見え


私たちに何の非があるんですかと

言わんばかりの態度に見える



正義感、いじめに対する義憤

まったく感じられない



あの人たちは教育者ではなく

ただの事務員なのだろう。。。