高飛車子です
高校にも飛び級ができるのか!
画期的に聞こえるけれど
成長過程は短ければいいというものではない
成績が良いからすぐに卒業させて
大学で専門の勉強をさせるなんて
本当に生徒の事を考えているのだろうか
高校生は体育祭、修学旅行など
中学の時とはまた違う
その時にしか体験できない行事がある
その行事をとおして様々なことを経験して成長する
嫌なこともあれば感動もあるだろう
その大事な成長過程を省いて
専門性を高めても
いずれ社会に出た時に困ることが出てくるはず
たとえば教員
声が小さくて積極性に欠ける人もいる
きっと子供のころから
集団にいるだけだったのだろうと想像する
子供のころからリーダーになったことのない人は
大人になってもまとめるすべを知らない
無邪気になったり夢中になったりできない
社会に出るまでの時間は
子供が集団から様々なことを学ぶ大事な時間だ
仲間と折り合いをつける事
先生に交渉する事
下級生をまとめて練習する事
係りに指示をして組織として仕事をすること
練習に来ない人をどうするか
手伝わない人をどうするか
不平不満ばかり口にする人をどうすか
大人顔負けの出来事が起こっている
それをどう一つ一つ解決していくか
それが成長なのだと思う
高校3年の娘がいままさにそれだ
毎日朝は6時半に家を出て6時40分の電車に乗る
帰宅は夜9時57分の電車に乗り
家に着くと10時を過ぎる
15時間~16時間家にいない
本当に寝るために帰ってくるような日々
体育祭の闇練習をし
さぼらずに塾も行く
夜道は危ないので塾まで迎えに行くので
協力する家族も大変です
土日は体育祭の係りと一緒に道具をそろえるために
ゆっくりする暇もなく出かけていく
これが正常な高校生だと思います
何か行事があればそれに一生懸命に取り組む
これが高校生には必要なのだと思います
大人になった時に
中学の時の思い出は?
高校生の時の思い出は?
思い出は財産であり宝物です
きっと卒業アルバムにはあの子の高校時代の歴史が
しっかりと記録されることでしょう
それが生きたあかしであり
自分がそこにいた証拠なのだと思います
今日は幼馴染とランチをしました
彼女とは幼稚園から一緒
お互い生きてきた歴史に登場する大切な人物だ
思い出話は尽きない
一生懸命にがむしゃらに生きた時間を
お互いが知っている
そんな友がいることがとても幸せです
当たり前ではないと思っています
ただボーっと学生時代を過ごし
集団の中で頑張った経験のない人は
大人になった時に
いったい何を思い出すのだろうか。。。
大人になるまでの青春の思い出は
お金では買えない
今から作ろうにも
もう作ることはできない
やはり人生とは
どれだけ生きたかではなく
どう生きてきたかが
一番大事なのだと思います