高飛車子です
心理学をはじめて学んだとき
犬、猫、ハト、マウスなど
動物の実験ばかりでつまらなかった
まったく意味がわからなかった
実験に使った動物を考えると可哀そうだったし
心理学の授業など決して面白くはなかった
実験実習のレポートは実験に参加してくれる人を探すのが大変で
一度引き受けてくれても
あまりの面倒な実験に「二回目は嫌だよ」と
すぐに断られてしまう
協力してくれるのは
他の大学で心理学を勉強している学生とか
専門学校に勤務している友人の教え子たちとか
今考えても
同じことを繰り返しさせられる実験は
頼まれた人にとっては本当に迷惑な話だったと思う
つまらない内容をどれだけ興味を抱くように教えるか
それって相当な精通したものがないと出来ないことかもしれない
でもそこがポイントなのだと思う
つまらない科学をおもしろく紹介したのがでんじろう先生
つまらない心理学をおもしろく紹介した人は
誰だろう
私はつまらない何かを
世の中におもしろく紹介しているだろうか。。。
私宛に土曜日に分科会で発表したことへの
お礼のお手紙をいただきました
某高専で心理学を教えて二年だとおっしゃる女性です
いろいろと課題ばかり山積みで
これからもメールなどで相談に乗ってほしいとのことでした
専門の講義をしようとしても
かんじんなのは学生と距離や授業の進め方であって
心理学の内容なんて問題ではない
悩むのは学生をどう扱っていいか、全体をどう動かしていいのか
学校勤務経験の無い方はたいがいそこで悩んでしまう
自分は学生と仲良くするために学校に来たのか
何をするために学校で教えるのか
それがはっきりしたら簡単
私たち講師は、企業研修でも学校でも
専門知識を提供し、知識欲をくすぐり
その知識がどう世の中で役に立ち
どう人のためになり
どう自分の役に立つかを教えること
ではないかと思います
最後には
「北村さんを見ていて
私もこんな風に堂々と笑いがとれるようになりたいと思いました」
と書いてありました
笑いを取る
笑いを取る?
笑い取ったかな~?
取ったつもりがない・・・
エゴグラムの診断結果から考える
マッチングとタイミングを考えた効果的なコミュニケーション
という実証実験の未発表のものをご紹介しました
今後これで論文を作成します
面倒で難しというイメージのある心理学を
楽しくてためになる身近な心理学になるように
ちょっとがんばらねばと思う
北村なのでした