高飛車子です
私が若いころは学生には「知性と教養」
を身につけるよう努力することが求められた
最近はといえば
知性と教養という言葉さえ聞かなくなった
それを教え身につけることを強く教える学校も減っている
先日あるライターの方とTVの話になった
子供の頃見たTV、やけに共通点があり
聞いてみると
同じ年だという事がわかった
彼が言うには
「昔の8時だよ全員集合!」は
髙木ブーが加藤茶からからかわれると
加藤茶がいかりや長介に怒られる事になる場面に展開し
いかりや長介が理不尽なことをいうと
彼にタライが落ちてきて
弱いものは何らかの形で守られ
理不尽なことはどこかで制裁が入るんだと
どちらかというと正義の味方であったり
神様は見ているんだよと
そんな、祖父母が口にするような教育が
チラリと感じるような気がする
努力をすることや
意地悪に勝つ心の強さや
善悪を教える場面が多かった
でも、今はどうなんだろう・・・
そんな昔の話をしたのです
本当にそう思う
どのチャンネルを入れても
笑いのネタが下品なものが多いような気がする
社会はインターネットでなんでも見ることができ
携帯から始まる犯罪に子供たちが巻き込まれ
売られている本にはアニメと言う名をかりた
過激なシーンばかりを入れた本がならび
小学生でも簡単にそれを読むことができる
加えて教養のないことが
今の時代は人気がでる?と
無言で教えているような気分になる
ずっと気になっていたのは「ヘ○○ゴン」
勉強できないこと
ものを知らない事
とんでもない意見をいうことがもてはやされる
それでいいのかな・・・
あれを見て子供たちは
「自分よりものを知らないから
自分はまだ大丈夫でイケテル」
と思う人もいるかもしれない
自分より出来の悪い人を見て安心する心理
それはあると思う
勉強できなくても
消費税を知らなくても
生きていけると教えているのか
子供を持つある女性が言っていた
子供の数学がもはや自分はついていけないと
それに対してある人のコメントは
「大人になると計算機もあるし、
そんなものは使いませんよね」
確かに多くは使わないものかもしれない
でも、それを大人が言ってどうする?
世の中
その数学を使う使わないより
子供の頃に頭を使うか使わないか
それが問題なのだから
大人が子供たちに教えていること
自分が次世代の子供たちに教えていることは
本当にためになることなんだろうか
最近、おかしいと思う事が多い
たかがTVといえども
子供の成長には影響を与える
見る見ないの選択を視聴者に求めるのではなく
笑ってくれれば内容はなんでもいいではなく
何を見せたいか
何を知ってほしいか
何を見せてはいけないか
何を作るか作らないか
大人として子供に何を学んでほしいか
社会全体で何を伝えたいのかを
私たち大人は
少し本気で考える頃だと思う