高飛車子です
高飛車子はかつては教員でした
大学・短大・専門学校・高等学校
教育が自分の活動のすべてだったかもしれません
楽しいこともあれば
大変な出来事もある
停学・退学・恐喝・ケンカ・・・
でも、生徒はきっと社会で元気で頑張ってくれると信じていた
死んだら何も残らない
死んだら何もできない
死んだら悲しむ人がいることを
悲しみを引きずる人がいることを知っていてほしい
だから誰ひとり
自分で死を選ぶことはしないでほしい
私は数年前に亡くなった
T君の事故死を思い出し
まだまだ涙することがある
ひき逃げに合い、無念のうちに亡くなった生徒を
忘れることができない
お通夜の晩に
T君のお母さんが私に聞いた
「学校ではどんな子でしたか」
私には良い思い出しか残っていない
友人が多くて、明るくて、元気で、活発で
サボり方が正直で、付き合いが良くて、おしゃれで
歌がうまくて、女子とも仲良くしていてetc
生きていたら26歳
息子より年上なのに
記憶にある姿はまだ幼さが残る
まだまだ服装も髪型も声も
歩き方も座り方も
私とのケンカの仕方も記憶に残っている
私は
たぶんこの悲しみをずっと記憶して生きていくのだろう
生徒の死を知らされると
平気でなどいられない
冷静になどできない
心から大事な大切な生徒だったから
諦めきれない
生徒思う気持ちは親に近いと思います
他人だけど他人じゃない
もう会えないことが何よりも辛い・・・