どうしたものか・・・ | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

私が某○○局主催のセミナーを春から担当している

ワンセミナーが6回シリーズ


昨日3回目が終わった


毎回ごとにアンケートを書いてもらう


1回目はやはり

「いままでうけた研修やセミナーのどれよりも厳しかった」


2回目には

「学校にいるみたいです」

「北村先生に慣れました」(笑)


昨日3回目を終えて思うこと

随分と短時間で変化がみられ

顔つき、座り方、行動のスピードがまったく前と違う


そして担当者以外の見学者オブザーバーが日ごとに増える(笑)


そこに参加しているある若い男性


彼にはかなり怒りがこみ上げた

ちょっと語気が荒くなった

グループのメンバーも同じ・・・


彼は

別にセミナーに来ても自分になんの刺激も感じない

自分は本当は仕事はしたくない

自分は生きているのも嫌だ

自分は本当は死んでしまいたいと考えている


聞いていて腹が立った

と同時に泣けてきた

どうしてそんなもったいない考えをするのか

きっと今までいろんなことがあったか

まったくなかったかのどちらかだろう・・・



「だったら、その君がいらないと思う君の体力と体を


人のために使ったらどうかな


君がいらないと思うその時間と人生を


生きたい、もっと生きたいと思いながら亡くなっていく人がいるんだから


ボランティアに来てほしいという介護施設はいくらでもある


手を貸してほしいという児童施設はいくらでもある


人のために生きることをしたら何かがかわりはじめるんじゃないの?」



彼は

「それも嫌なんですよね」と答えた


「本当に死にたい人がこんな場所で死にたいなんて口にするわけがない

ここで仲良くなった人もできたはず

素直に生きることを選べばいい、戦う問題と場所が違う」


「はぁでも僕の考えなんで」


好きにすればいいと思った

おまえなんか知るか!と思った


思ったけど

ほっておけない・・・


どうにかしてあげたい

何かできるはずだと思う


また教員魂がさわぐ

学校にいるわけではないのに

こんなことがあると


自分の教え子

自分の生徒だと思う気持ちが強くなる

本当に学校にいるような気持ちになる


私が熱くなるから

彼らが学校にいるようだというのもわかる気がした


私は学校教育も社会人教育も同じだと考えている


教育

「教」=「教える」

「育」=「育てる・成長させる・育成」


「教」は誰にでもできる

本からでも教えられるし、どこからでも学びはある


しかし

「育」はそう簡単ではない

今の企業と学校教育で足りない部分がこの「育」の部分だと思う


入った会社で社会人としてしつけられて成長する

この社会人としてのしつけと教育を職場でできる人が

だんだんと少なくなってきているように思う


朝倉社長のブログにあった言葉

「お花畑を見て心は和むが

 それだけで心は強くはならない」


生きていくための力を身につけること

それに加えて心と考えの強さを身につける

心と考えが弱いと社会で戦ってはいけない


すぐに心が折れることのないように育てることも

大事な役割だと思う


来月から企業の新人教育がはじまる

しっかりとした社会人教育と企業人としてのしつけは

社員への最高の愛とプレゼントだと思います


身につけたら一生使える

一生自分を支えてくれる


私ははじめて入社した会社で社会人としてのしつけを受けた

研修期間は3か月あった

その間に随分とやめていった人がいる

厳しい研修、それがあったから今の自分があると思える


こんどは私が新人たちへそれを行う

あの研修でしつけられたからこそ

今の自分があると思えるように

そんな社会人教育を提供していく



言ってみせ


やって、聞かせて、させてみせ


褒めてやらねば


人は育たず


       山本五十六



昨夜から風邪です

早く風邪、なおさなくちゃ!

今日はいい子にして寝ていることにします

たいくつです・・・



北村みゆき