子供の頃
体が弱くてよく入院をしていました
また入院?また検査?どうして私だけ?
なぜいつも検査して入院していたのか詳しくはわからない
理由がわからなかったのだと思います
でも、一つだけ入院で嬉しかったことがあるんです
それは
母がいつもそばに居てくれたことでした
忙しい母をなんの負い目もなくひとり占めできる時間です
子供の頃は私は姉と同じ部屋で二段ベットで寝ていました
体の弱い私は当然のように下段
上に寝ている姉が羨ましかった記憶があります
姉は永遠のライバルですから(笑)
丈夫になると上になるんだ!そんな事を考えていたと思います
部屋で咳をしていると母は必ず覗いて布団をなおしてくれました
私は小さなころこの「咳」が武器になると考えたようです
姉より母の愛情を自分に向けるため
私が身につけたものは咳をすることでした
今思えば、夜はいつも咳をしている子だったような気がします
親の愛情を確認することで自分の存在を確認する
私はここにいていいんだ
私は愛されているんだ
私は必要とされているんだ
私はOKなんだと
小学生の高学年からはいたって健康でしたが
事故が原因で右足に大きなダメージがあります
運動をすることに両親はとても反対しましたので
今度は逆に健康と丈夫さをアピールする生活になりました(笑)
なんでもみんなと同じ事ができる
なんでも平気
なんにも辛くない
私のことは心配いらないよ!
中学生から私が身につけたものは
心配をかけないこと
自分でなんでもやること
誰にも反対されないように勉強も運動も人の上を行くこと・・・
それで結構本音を見せないような自分がつくられた気がします
私は今
嫌なことや辛い事があるとmixiの日記にそれを書くのですが
友達がみなコメントを入れてくれてとても
うれしい!快刺激のストロークです
そしてある日気が付きました
私は小さなころに身につけた武器を
大人になっても使っていることに・・・
これって
実は
相手を試している????
どれだけ私を心配してくれるか
どれだけこちらを向いてくれるか
なんだかそんな気がしました
小さなころから兄弟や他の人との関係で
力ずくで問題を解決する人は
大人になっても力ずくで問題を解決しようとする傾向があると聞きます
もちろんすべてではないです
子供の頃に身につけてしまったもの
大人になっても繰り返し無意識にやってしまう行動や行為
なぜ無意識?
身についてしまったから意識化がいらないのです
今の自分の行動は
実は子供の頃に身につけてしまったものかもしれない
その考え方、その物の見方・・・
原因は実は幼少期かもしれません
人って素直に自然に生活できることが理想ですよね
愛されることによって人は愛することを学ぶ
愛することによって満足感を感じる
そしてもっと人を愛そうと思うようになる
交流分析の幼児決断
根強いものがあります
交流分析士 北村 みゆき