「オカルトタロットの歴史」と言う題名は
誤解を招く。
序文に、ダメットはオカルトに懐疑的な立場
デッカーは肯定的な立場でと言う公平性
をうたっている割には全体を通して
デッカーの側の熱意は余り感じられない。
この手の書籍にありがちな展開ではあるが
神秘は肯定するよりも否定する方が楽だ。
なぜなら、神秘は資料として書き残せる
ものではないし。
神秘は事象なので、それを体験した者しか
共有できるものではないからだ。
タロットカードが何時作られたか?等と
研究をする風潮があるが。
カードに込められた思想は、それ以前に
あった訳で、そんなことに拘る意味が
私にはよく解らない。
と思うのは私だけだろうか・・・
