さて、前回ネットで罵詈雑言がどうのこうの・・・と書きましたが、
時間をおいたらどうでもよくなりました![]()
それなのに忘れた頃に、またネットで新たなセクシャルマイノリティに関する記事と
そこに綴られている暴言を見ると、カーっとなってしまうのでしょうね・・・。
これはもう私の病気なので諦めてます![]()
今回は「カミングアウト時の相手の反応」です。
ちょっとした愚痴でもあります(笑)
カミングアウトにも2種類あります。
MtFトランスジェンダー(ニューハーフ)に限定して書きますが、
・見た目や生活がまだ男性的な時に「実はMtFの道を目指している」とカミングアウトする事
・MtFの道を歩み始め外見や生活が女性的になった後で「実はMtFなんです」とカミングアウトする事
この2種類。
私は、まだ前者の時、もしくはMtFの道を歩み始めた直後の時期は、
知人にカミングアウトしても驚かれ、応援されました。
また、MtFになってしばらく経った時期も、「実はMtFなんです」とカミングアウトしても
「そうなんだ、全然気づかなかった」と言われ更に興味を持たれた事も多かったです。
(もちろん人によっては社交辞令もあったのかもしれませんが)
その頃は、カミングアウトをして驚かれる事が嬉しくて楽しかったのです。
ですが最近は、少し親しくなった後でカミングアウトしても、
多くの男性に「なんとなく気づいていたけれど、やっぱりそうだったんだね。でもあえて言わなかった」
と言われる確率が高いのです![]()
嘘でもいいから知らなかったと言ってほしいものです。
単純に見た目だけは昔よりも現在のほうが、より女性的になっているのですけれどね・・・。
それ以外で見抜かれる原因は、なんなのでしょうか・・・。
1つは「声」でしょう。
声だけは、昔出せた女性声が最近は出しづらくて、少し低くなりました。
これは私自身も分かっています。
もしかしたら、その「声」こそが見抜かれるようになった最大の原因かもしれませんね![]()
考えてみれば実際に男性に「声に特徴がある」と言われた事が多いです。
ある人からは「喋り方は女性的だし男に比べたら声も高いけれど、声の"質感そのもの"が、男の出す女声というのが分かる」と言われた事もあります。
別に裏声を使っているわけでもないし、有名なメラニー法による発声法なんですけれどね・・・。
声の高さや喋り方自体はコントロールできても声の質自体はしょうがありませんね。
私はもともと男性時代は、男友達の中では地声は高い部類でしたが、
女性として見れば低い方でした。
最近は一般男性の中でも両声類と呼ばれ、非常に女性的な声を出せる人も増えてきているようですが
実に羨ましいものですね。
私もMtFになりはじめた初期の頃は、若さもありましたし、
まだまだ自然に高い声で話す事ができました。
(反面、小さな声じゃないと女声は出せないというデメリットもあった)
しかしニューハーフ業界に入ると「声が低くなってもいいから大きな"通る"声で喋らなくてはならない」と教育され、なりふり構わず本来の声質で話すようになりました。
また、日々お酒を大量に飲んだ事による酒焼けも少なからず影響しているのかもしれません。
今はあまりお酒も飲まなくなりましたし、男性の前に限ってはなるべく高い声で話すようにしています。
風俗業も水商売とは異なり、接客では女性声で接しています。
しかし女性の前や、同じMtFの前では地声で喋るようになりました。
そのような習慣が出来てしまったのも原因かもしれません。
親しくなった男性と長時間喋っていても、
最初は頑張って高い声を出していても、次第に喉が疲れて声が低くなってきます。
それが原因で、「声で見抜かれる」のかもしれませんね。
私の性別を知り、一度地声を聞かせた相手に限っては、
例え男性相手であれ、女性やMtFと話す時と同じように地声で話すようになります。
とはいえど、本人にとってはそれでも「女性的な声を出しているつもり」なんですよ![]()
ですので、なるべく知り合ったらすぐにカミングアウトしてしまうか、
そのタイミングを逃したら、もうカミングアウトはしません。
後になってからカミングアウトしても「気づいてた」って言われるのが関の山ですしね。
面白い話ですが、
男性時代の頃は、周りの男よりも高めの声だった事がコンプレックスでした。
自分では低い声で喋っているつもりでも、レコーダーに声を録音して聞いてみると、
全然低くはなく、高いのです。
しかし現在。自分では地声といっても高い声で喋っているつもりでも、
レコーダーに録音して聞いてみると、全く高くはなく「低く」感じるのです。
どの声の高さを基準に置いているかの違いなだけかもしれませんね。
男時代は周りの低い声の人達を基準にしていたから、地声を高く感じ、
現在は女性の高い声を基準に置いているから地声を低く感じる。
自身が認識している声と実際の声質のギャップは、
鏡と写真にも似ていますね。
普段鏡で見慣れている自分でも、いざ写真に写せば全く異なり違和感がとてつもない。
左右逆になっているから当然ではありますけれど、
言わせてもらえば、仮に写真を左右逆にする加工をしても鏡とは同じにならない。
「鏡では無意識に表情を作っているからだ」という見解もありますが、
とすれば、鏡の中にカメラを仕込み、鏡を見ながら写真を写し、
出来上がった写真を左右反転すれば、鏡と同じになるのでしょうかね。気になります。
話が反れてしまいましたが、
いくら声で気づかれたからといっても、
「知らなかった、全然わからない」 という優しさは欲しいものですね。
ちなみに、一度地声を聞かせて、以降は地声で喋っている男性に対して
頑張って高い声を出して話しかけると、馬鹿にされてしまう事は多々あります。
なんか変な話ですよね![]()
普段低い声で話している一般男性が冗談で高い声を出して笑われる事はあっても、
普段地声で話しているMtFが頑張って女性の声を出しても笑われるだなんて・・・。
しかしそれは女性も同じかもしれませんね。
親しい間柄であるほど、普段は低い声で喋っていても
時に高い声を出せばツッコまれてしまいますしね。
しかし世の中には「ツンデレ」という言葉がある![]()
低い声の時がツンならば、高い声の時はデレだと受けとり萌えてみませんか?
え?女性ならまだしも、MtFは異性として見てないから無理だって?
そう言われちゃしょうがない。