約30年前に働いていた会社のブラック部署の話です。
今と違って、コンプライアンスとかハラスメントと言う言葉はなかった時代です。
30人程度の半オーダーメイドの製品設計部門でした。
営業さんが取ってくる仕事を捌ききれていませんでした。
朝8時に始業開始で終業は17時です。
しかし、異動してから定時に帰れた日はゼロでした。
私は、20時までには帰るようにしてました。
それだけでも、3時間×22日で66時間の残業になります。
さらに、毎週土曜日は出勤が当たり前で、定時でも帰れません。
酷い人は、夜中の2時なんて人もいました。
36協定なんて、無視どころじゃないですよね。
その時は、36協定で基本50時間までだったんです。
それを守れた人は1人も居ません。
私は、腰に爆弾を抱えていたので、月に1回通院で有休をとっていました。
しかし、窓口になっている係長は「半日は出れないの?」とパワハラ。
1回だけならパワハラと言いませんが、毎月毎回なんですよね。
そして有休を使うと「次の日曜日は出勤な」と強制します。
本人に返答は無視で確定します。
それを出勤しないと、次の有休を思い切り渋ります。
たぶん、多い人は毎月150時間以上の残業(含む深夜付き)だったと思います。
平成初期までは、これが許されてました。
と言うか、労働基準監督署が知らなかっただけ。
そこに駆け込む人もいなかったと思います。
駆け込んだとしても、その部署は文書警告で終わるので、ほぼ無視。
そうなると、社員のほうも諦めますよね。
そして、ある時に通院のための有休が認められなくなりました。
課長と係長は、仕事を消化するために有休を認めなくなりました。
そうなると、腰の爆弾はカウントダウンをするため、おかしくなってきます。
こんな仕事優先で、人間を酷使するところは退職を切り出しました。
課長は、別に引き留めることもなく、粛々と退職は決まりました。
退職する当たって、有休消化を申し出たら…
係長は「予算がないから、認めない」と言いました。
『なにそれ?』ですよね。
残業無しはない、有休で休めない、有休は30日以上残ってました。
その有休消化を“予算がない”で認めないんですよ。
今の時代なら、認められないですよ?
約30年前は、それが横行してたんですよ。
“有給休暇は労働者の権利”ではなく“会社が与えてやってる”
…って感じでね。
確かに、会社には時季変更権はあります。
でも、拒否権はありません。
こんな人を酷使して、人と思わない会社は、潰れて欲しいです。
でも、その会社は、今でも稼働しています。
少しは、改善されたのかな?