学生時代の先輩が亡くなった。
当時はよく稽古をつけていただいたし、何の実績もなく、強くなかった自分に対しても優しく接してくださり、みんなから愛された方だった。
ひとつ上だから36歳。
ご本人がいちばん驚かれていることだろう。
そんな先輩に、つい数週間前、駅でバッタリお会いした。
「だふく?!」
「先輩!お久しぶりです!」
「痩せたね!笑」
「はい!ヨガしすぎて!先輩も痩せましたね!」
「俺はトレーニングしすぎた!じゃあまた!」
10年間も会ってないのに突然会えたのは、神様的なはからいがあったのではと。今になって思う。
きっとその時の会話は一生忘れない。
あたりまえだけど、みんな言葉もないぐらいに悲しんでいるのを感じる。
さすがに早い、早いと思うけど
それぐらい、みんなに愛されて、生きてこられたのだと思う。
いま、書いててまたふと思い出した。
先輩との乱取りはいつもフルパワーで楽しかった。プロレスじゃないけど、今朝の朝柔(朝練)のベストバウト的な感覚があった。
自分はこの半生で一所懸命生きて強くなるので、次の人生でも、また稽古お願いします。