参議院選挙が近づき、色々な所でポスターや
演説が見られるようになり。
高校生になって電車通学をしている
娘さん1号は、目にする機会も増えたのか、
選挙について話すことが増えました。
中学生の2号が、「でも選挙したことないでしょ」と言うと、
1号は「だって18歳からだし。お母さんは行く?」
と聞かれれば、「選挙権をゲットしてから、欠かさず投票してるよ!タンザニア 行ってた時もしたよ!」
と謎の自慢をしてしまったり。
ちょうど今週読んだ新刊は、身近な社会を動かす方法を教えてくれる作品でした。
相撲好きの小学6年生の少年、研心くんが、
常連の図書館へ行くと、驚きの貼り紙が。
半年後に閉館すると言うのです。
そんなの横暴だ!と、友達と話しているところで
見たのは、やはり怒っている常連の利用者。
図書館職員との話を聞いていると
どうやら住民投票で決定を覆すことが
できるはずという話。
しかも、住民投票は子供でも投票できる!って。
小さい頃から親しみ、通っていた図書館を
守るために自分も何かしたい!
と、研心くんは、住民投票を実施するための
署名活動に参加しようとします。
ところが、小学生の署名は無効と言われ、
意気消沈するも、だったら何ができる?
と、考えます。
すると、たとえ無効でも小学生だって図書館が
なくなって欲しくないという意見を市長に
伝えることはできると教えられ、
学校あげての模擬投票を行うことにします。
図書館を巡っての、住民運動、
そに関わる老若男女の利用者だけでなく、
色々な思いを抱いた職員(正規、非正規含む)、
選挙権を持たない子どもや外国籍の住人の思い、
では、図書館の閉館のメリットデメリット。
身近な題材と言葉で、自分にできること、
人と理解し合うことを教えてくれる
作品です。
教科書的な展開に、ご都合主義を感じる
部分もあるけど、
そこにマニアックな相撲や格闘技、ラップと
言った主人公たちのハマりものをうまく
絡めて、ストーリーを彩っているのは、
また作者のうまさだなあと思うのは
大人の感想。
大人や社会に希望を持てない子どもに
自分にできることを教えてあげられる作品です。
