図書館で働いているというと、よく言われるのが、本をピッとする以外にどんな仕事をしているのかという質問。カウンターで本を借りるというのが、1番図書館で職員に接する場面であり、それ以外は人目につきにくい業務という部分はあるかもしれません。
小学生が職業体験にくるとやっぱり楽しみにしているのが、貸出業務。
残念ながら、働いている図書館はICタグでの処理なので、ピッをする場面は減りましたが、それでも機械に触る業務は楽しそう。
それはきつねも同じだったようで、山の小さな学校の図書館にやって来たのは、本の貸出のピッがやりたいというきつねの子。
図書館司書のかえでさんは、そんなこぎつねを迎え入れ、としょいいんの仕事をさせてあげます。
小さな学校の18人のこどもたちも大喜び。
小さな学校図書館を舞台に、こぎつねとししょと子どもの交流、としょいいんのしごと、調べ物や、図書館での風景、こぎつねがピッがやりたくなった理由などが、ちょうどよくつめこみすぎにならず盛り込まれた低学年向けの読み物。秋の読書にちょうど良く、大人が読んでも、図書館員が読んでも、ほっこりできる作品。
そういえば、先日コロナ前ぶりに、職場体験にきた中学生の感想では、やりたかった仕事、おもしろかった仕事は、意外にもカウンター業務よりも、書架整理や予約の入った本を探す作業だったり。その子の性格もあるだろうけど、中学生だと、人前に出るより、裏方っぽい仕事が集中できるのかもしれません。
緊張しながら頑張る中学生にもほっこりした秋でした。
↓同じ作者で「うみのとしょかん」があるので「山のがっこう」もシリーズ化するかもしれません。




