薄暗いところに潜むものを描いた作品の多い軽部武宏さんの新作は、多分おばけは出てきません。でもどこかに隠れているかも。




イリオモテヤマネコが夜の森を抜けて海へ向かう道中。森は暗く静かな様でいて、色々な動物がひそんでいます。

目だと思ったものが飛び立ったり、木だと思ったものが動いたり。

そんなイリオモテの森をヤマネコと一緒に進んだ先の海に着くと…

西表島の猫の話(?)を元に描かれた作品。西表の自然と島ならではっぽいナンセンスさを感じられます。夏の1冊におすすめと思ったんだけど、児童担当にはそれほど受けなかったのが残念。

ちなみにカバー写真はバリ島の森。



↑も夕暮れ時の怖さのひみつを教えてくれる作品。

↓は、保育園や幼稚園の子におばけの本と言われた時に重宝する本。

意外に有名な妖怪のお話の絵本ってないのです。