竜の出てくる絵本2冊目はこちら。



「ひひひひひまご」というフレーズだけで、音読したくなるタイトル。

目玉のドラゴンは表紙にいますが、ちょっとゆるい絵。

作者は独学で絵本を書き始めたそうで、ゆるさは次々現れるドラゴン以外のモンスターも同様。

とは言え、表紙の竜の翼や、本文の海のシーンの波の描写など、細かく描き込まれた描写はゆるさと合わさって、アーサー王の6代目のひひひひひまごの冒険を楽しく伝えてくれます。


6歳の誕生日、偉大な先祖のように、怪物退治をせねばとドラゴンのすみかへむかったアーサー王のひひひひひまご。

でもドラゴンは相手にしてくれません、戦いたかったら他のところへ行きな、っとたらい回し。

ひひひひひまごの行き着いた先は?


横長の見開きの絵と様々なモンスター、そして勇敢そうだけど、いかにも6歳のひょろっとしたゆるいアーサー王のひひひひひまごの姿がかわいらしい。思わず読み聞かせしたくなる1冊。

ところでひひひひひまごって、原題ではどうなってたんだろうと思ったら、こうでした↓