ペローで思い出した新刊。
ペロー童話の赤ずきんをポターが再話し、オクセンバリーが絵をつけたものを角野栄子が訳すという、児童文学オールスター版赤ずきんみたいな作品。
ポターがあえてペローの赤ずきんを再話した理由はわからないけれど、オクセンバリーはそれを読んでずっと絵本にしたかったそう。
前書きにはちょっとした注意書きがあって、昔話の残酷さを薄めようとする社会の傾向は日本だけじゃないんだなあとふと思ったり。
オクセンバリーの絵はポターとは違うテイストのリアルな描写とコミカルさのある絵で、赤ずきんの歩く森は美しく、鬱蒼とした森をイメージしていた私には、新鮮に目に映り。
角野栄子の訳文も歯切れ良く読みやすい。
ちょっと分厚いので、長い?と思われそうだけど、絵本と変わらない文量で、本棚の大切な一冊になれそうな本。