共生をテーマに写真を撮ってきた写真家による本。
装丁は写真集みたいで分厚いし、児童向けを装った大人向けの本んじゃないの?
と思いながら読んだら違った。

作者は海洋写真家になりたいという気持ちが捨てきれず、写真家の道を選び、その時自分の売りとしてテーマを決めようと、海の生物の共生を選んで観察と撮影を続けてきた写真家。
そういう人が自分で撮った写真で魚やサンゴ礁の周囲の生き物はこんなやり取りをして生きているんだと書いているんだから面白くないはずがなく。
絵にも文にも作者の経験と知識に裏打ちされた説得感が満載。

最近の児童書の知識の本は写真もきれいだしレイアウトもいいんだけど、それだけじゃ得られないリアリティを感じさせてくれ、最近食傷気味というかもう掃いて捨てるほど出てるざんねん系の本に飽きた大人としては、こういう本で海や生き物の営みを知ってほしいと思った一冊。
クリスマスプレゼント候補にキープ中。