先日仕事で読んだ『ロバくんのみみ』
どっかで見た絵だし、作者はもう古典的な作家なので調べたら、旧訳は『ロバのロバちゃん』でした。
ついでに調べたら原題は『donkey-donkey』。そうだね、ロバのロバちゃんってしかしようがないよね^^;
で、ざっと読み比べ。
話は、ある日ふと自分の耳が親友の馬の耳より大きくてかっこ悪い!と思ったロバくんが、牧場のいろんな動物に相談して、カッコいい耳を模索するんだけど、最終的に自分の耳が自分には1番合ってると思えるようになる話。
ロバの悲しむ様子や、牧場の動物たちが、自分のような耳がいいと相談に答える様子が微笑ましく。

新版の小宮由さん訳を先に読んだのだけど、文章は違和感なく、優しくロバくんの様子を描かれてて、やっぱりいい話はいいんだなあとしみじみ。
で、旧版を手に取ると表紙がまず違い、なんかポップ。(ちなみにググると、洋書は新版と同じ青一色だけど、さらに古そうな本は絵が違う...)
開くと新版の見開きにはある絵がなく、あらもったいないと思いつつ読み進め。訳は易しい文章なので、すごく違うわけではなく、新旧どちらも読みやすく。動物の名前の敬称が旧は“ちゃん”、新は“くん”なところとかは、時代かなー。あとは旧版の方が、文章が長めだけど、その分情報は多かったり。

で、旧版最後のページの一つ前、あれー?新版の見返しの絵が最後に使われてるー。見開きで牧場にいるロバと牛の絵に「しあわせにくらしました」的な1文が書いてあるんだけど、
新版はどうなってたんだ?と見ると、なんと最後は見返しの絵はなく、その前のページに「しあわせ〜」の文がくっついて、あっさり「おしまい」のページへ。
余韻は旧版の方が残って、ホッと終わる気がする〜。
でも新版がわざわざこの形にしたのはなぜだろー?ページ数の違い?原著の版の違い?新訳出すには、旧訳も確認するだろうし..と色々不思議が湧き出す読み比べ。
でも新版には新版の華やかさもあって、買って損なし。
もし、見ることが出来たらぜひ一度読み比べを。