以前アメリカのニューヨークで生活を送っていた頃、医療保険というものを持っていなかった。
幸い、大病をしたことはなかったが、当時、バイトをいくつも重ね、良く風邪をひいたり、体調をこわたりしていたものだ。
当時、レストランで働いていたので、当日具合が悪くなったりしても変わりに入ってくれる人がいなければ、休むことができなかった。なので、ちょっとやそっとの熱でもむりやり体にムチを打ち、働いたものである。
私も体はあまりり強いほうではない。アメリカの病院は保険なしでは、ものすごく高くつき、薬局の薬でなんとかするしかなかった。あまりひどいときは仕方なく病院に行くしかなかったけどね。。。
そんな時、ある友人の紹介でチャイナタウンのあるドクターを紹介してもらった。
名前はDR. Anna (ドクター アナ)。 先祖代々続く女性のはり師の先生だった。
彼女一人でNYのチャイナタウンのオフィスの一室にクリニックを構え、看護婦や、受付もすべて一人でこなしていた。
当時、私は慢性病(子宮筋腫)のことで悩んでおり、あまり働きすぎるとすぐに体に来ていた。
紹介してくれた友人の話によると、以前、彼女のはり治療によって子宮筋腫が消えてしまった患者さんがいたそうなのだ。 そんなミラクルな話を聞いて、私は、自分の筋腫の治療と健康のために彼女の所に毎週通う決心をしたのた。
そんな彼女のもとへ毎回行くと多くの年老いた患者さんたちが待合室で待っていた。
意外にも中国人の患者ではなく、白人の患者さんが多かった。みんなの会話の共通点は「病院の医者はもう、信じられない」ということだった。
ただ、大量に薬を処方しお金をとっていくだけだと。。だからここに来るんだと話していた。
アメリカの医療事情は私もそんなに詳しくないけれど、NYでは意外にも日本と違って、西洋医療よりこうした東洋医療を支持する人がとても多いのだ。
それでも私は、はり治療というものは初体験だったので、最初は半信半疑だった。
まず、体の悪い部分に気が滞っており、その部分に集中的に 針を打ち、体全体に気を巡らせる。
つまり、体全体に川の水が流れていると想像し、体の悪い部分に水が渦まいている。その部分を針で刺激することにより、川の渦は消え、体全体を川が規則正しく流れると、正常に戻る。
なので、はりのうつ場所は部分的ではなく、頭の先からつま先まで全体にうつ。
私の場合は、頭のてっぺん、こめかみ、首、筋腫のある部分、腕、膝、くるぶし、と、かなり、たくさんの針に最後、高周波の振動機械のチューブをその針につけてもらって、40分ほど横になっているというものだった。
針は体のツボにピッタリとささるので、さした瞬間は少しちくっとするくらいでその後は全く無痛だった。
しかし、私の場合、手首に針を刺されると、なぜか痛かったのでそこだけは避けてもらうことにしていた。
私は、自分の筋腫の治療の他、時々、バイト当日に熱が出てきて今日は働くのは無理そうな時、ここに来て
風邪のための治療もしてもらていた。すると、たった1度の治療で風邪はあっという間になおり、治療後にはそのままバイトに行ける状態になっていた。
私の友人は思いインフルエンザにかかり、首のリンパ線に膿がたまってしまった。
このドクターアナの1回の治療で膿は1日で完全に消えたらしい。
また、辛い頭痛の時もこめかみになん本か、はりをうってもらい、遠赤をあててもらっただけで、治療直後にはすっかり良くなっていた。
と、いうわけでゴッドハンドのドクターアナは私たちの間では駆け込み寺のようになっていた。
私は当時週1で通い続けていたが、滞在ビザが切れて帰国してからは彼女の治療を離れている。
が、今思えば、彼女は本当にゴッドハンドの持ち主だったとつくづく思う。日本で彼女のようなはり師を見つけたいと思ったがなかなか難しい。
今思えば、紹介してくれた友人にも感謝だし、こういうめぐり合わせはやっぱり聞きづてなのだろうかと思う。
札幌に引っ越して、NY時代のように体を酷使することはなくなったが、いつかこのような東洋治療を扱う先生に巡り合えたらと思っている。
今年の夏に、あるアパレル倉庫でバイトをしたことがあった。
そこの同僚がふと、「私以前、目がみえなかったの。」と言う話をし始めた。原因はどうやら、ある会社で働いていたときの事故でそうなってしまったらしい。
その時に彼女はあるはり治療師に出会い、その人の治療でなんと目が見えるようになったのだとか。
私は彼女とそれほど親しくはなかったのと単発の仕事でたった1度しか話をする機会がなかったのだが、そのたった1度の機会にそんな話を聞いたのもミラクルな気がした。
もっと詳しい内容を聞けばよかったが、はり師は京都にいる昔お相撲さんだったということだけしかわからない。
京都まではさすがちょっと無理だ。。と思ったけどなんだか気になった。
てな、わけでこの驚異のはり治療、ゴッドハンドのドクターと不思議なめぐり合わせから来てるのかなと思うこのごろである。
驚異の東洋治療 パート2へ続く~

