妻役をしている りょうが好きで、夕方に再放送をしているドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』を録画しては、一週間分まとめて観ている。

このドラマの テーマは『絆』。
“絆”は、絶とうと思っても断ち切れない結びつき。
「夫婦の絆」「親子の絆」など、本当は太く、強固に結びついているはずの『親子』や『夫婦』。
しかし、離婚件数の増加、子供への虐待などが毎日のように報道される現代を生きる我々にとって、“絆”はあまりにも細く、か弱いものに感じられる。
 
主人公の草なぎはある日、突然 妻に離婚を告げられる。
銀行に働いて自分なりの価値観でそれなりに一生懸命生きてきたつもりだったのに、その理由がわからない。残された娘のりんと二人きりになり、今まで娘と心から向き合ったことのない主人公は戸惑い、迷い苦しみます。
そしてもう一人りんの家庭教師、小雪が演じる女性は現代的で聡明な女性。幸せとは何かに悩み、まだ自分の生きる道を見出せずにもがいている女性。当然、子持ちの無責任な男には、興味を持つどころか軽蔑さえしている状態。
この物語は、今を生きる男女が、絆を結ぶことの難しさとともに、人を愛する事とは、生きていく事とは、そして、本当の幸せとは何かを問うヒューマンストーリーだと思う。
独特の世界観の中で人々の心にも深く染み込み、揺り動かしていくドラマ。
たまに、りょうの言葉や元勤め先の同僚の言葉が、自分と重なって胸が痛くなるときがある。
離婚、親権をめぐって、りょうと争う。何か、自分がそうなったみたいで辛くて、「ドラマだから…」と自分で言い聞かせてどうにか宥める。