はいさーい。ちゃげです。




応援ナースとして日本各地を転々として思うこと。


働き方やライフスタイルが多様化していて、ひと昔より選択肢が広がっている気がします。


自分にとっては「応援ナース」というシステムが、利害関係の一致したスタイルだったので、利用しています。


興味ある人も多いと思うので、現在進行形の経験者として、


実際、応援ナースってどんな感じ?


的な内容をFAQ形式でまとめておこうと思います。


たぶん永久保存版!


※応援ナースというシステムを実施している企業は、基本的にはナースパワーという会社です。企業のWebからFAQは確認できますが、実際に経験している身から、現実に即していない内容もあるため、一部修正加筆しています。




Q.応援ナースって、どんな種類があるの?

A.3種類あります。具体的には、

「沖縄応援ナース」
「離島応援ナース」
「都市圏応援ナース(前述の2つ以外の全て)」

最も求人数が多いのは、当然ながら「沖縄」と「離島」以外の全てをカバーしている「都市圏」応援ナース。どんなに田舎で、どんなに僻地でも、沖縄と離島以外は全て都市圏に該当します。「都市圏」という言葉に騙されないように。

Q.応援ナースに必要な臨床経験は?

A.企業基準では、約3年の臨床経験とされています。自分の経験上、複数の診療科がある病院での病棟経験が望ましいです。現場では、少なくとも基本的な看護技術や知識は備えた即戦力として見なされます。

Q.応援ナースって、派遣なの?

A.いいえ。派遣ではありません。応援ナースは、単に紹介されるだけのシステムなので、勤務先から個人として期限付きの直接雇用契約を結びます。仲介のナースパワーは入職までの連絡調整などは実施してくれますが、雇用主は勤務先になります。でも現場では、どこに行っても「派遣さん派遣さん」って言われます(笑)。最初の頃は「派遣じゃないんですよ」って訂正してましたが、もう今は面倒なので「うんうん、派遣です」って言ってます。

Q.応援ナースの給料ってどうなの?

A.「都市圏応援ナース」については、基本給の最低保証額が規定されており、基本給がそこを下回ることはありません。そこに上乗せされる夜勤手当や諸手当は、場所ごとに異なります。

「沖縄応援ナース」と「離島応援ナース」については、勤務先ごとに給与基準が異なり、最低保障額もありません。ただ、基本的には「都市圏応援ナース」よりは低い、と思って間違いありません。なお、具体的な金額の目安は、ナースパワーのWebサイトを確認してください。

Q.応援ナースの契約期間は?

A.基本的には「6ヶ月」としている場所が多いですが、場所によっては「3ヶ月」や「1年」のような規定をしているところもあります。

Q.契約の延長はできるの?

A.契約期間の延長は歓迎されます。その現場に慣れた人員には、なるべく長く居てほしいと思うのは当然ですよね。数ヶ月単位で刻んで延長することもできますし、そこに永住を決めたなら常勤契約への変更も可能です。

Q.応募する際の面接はどうするの?

A.基本的には書類と電話面接(場合によってはzoom等を利用したオンライン面接)になります。近場なら直接行けても、遠方の場合は直接面談というのは非現実的ですね。

Q.遠方への赴任の場合、引越し費用は?

A.赴任先の職場が、赴任費用として支給してくれます。費用の上限は、職場によって異なり、5万円だったり、10万円だったり。変わったところだと、赴任する際に5万円、帰任する際に5万円、という職場もありました。

Q.住む場所はどうするの?

A.応援ナース求人を出している時点で、その職場が赴任者用のアパートや寮を準備していますので、自分で不動産を探したりする必要はありません。また、基本的な家具家電は備わっている部屋になるので、自分が必要な最低限の生活用品だけ持参すれば大丈夫です。具体的に何が備わっているかについては、赴任前に確認できます。

Q.家賃や光熱費はどうなるの?

A.基本的には、家賃は一部自己負担、光熱費は全額自己負担、のところが多いです。稀に、家賃無料だったり、光熱費無料だったりすることもあります。また、法人契約されているアパートで、光熱費は定額で使い放題、のような場所もあります。

Q.社保とか保険はどうなるの?

A.基本的にはフルタイム社員として雇用されるので、社保加入になります。ただ、契約は延長したいけど勤務日数は減らしてパート契約になりたい!みたいなケースでは、社保から外れる可能性もあります。

Q.健康保険、年金、住民票など、実際に遠方に赴任する前の手続きは?


A 前職で社保に加入していて、退職と同月内に応援ナースで赴任する場合は、社保脱退社保加入になるので、健康保険と年金の手続きは不要です。


前職で社保に加入していて、退職した月と、次に応援ナースで赴任する月が異なる場合は、やや面倒になります。

例えば4月に前職を退職、5月に応援ナースで赴任のような場合、社保脱退により、4月は国民健康保険&国民年金に加入することになります(市役所などで手続き)。5月は応援ナース赴任先で社保加入になるので、社保加入後に国民健康保険&国民年金の脱退手続きが必要です(これも市役所などで手続きですが、実際にはもう赴任先に住んでるはずなので、脱退手続きは郵送や委託人での対応で大丈夫です)。


住民票について、各地で出会った応援ナース仲間たちは、新しいところに赴任するたびに、住民票を移していました。この場合は、現住所からの転出手続きと、次住所での転入手続きが必要です(いずれの手続きも市役所など)。


特に、離島に赴任する場合は、住民票を移した方がメリットがあります。基本的に離島では、飛行機や船で内地との往復が必要になりますので、「離島住民割引」という制度が各島にあります。飛行機代やフェリー代が半額くらいになるので、お得です。これは離島の住民にしか適用されないので、この恩恵を受けるには住民票を離島に移す必要があるのです。


ちなみに自分は、半年ごとに全国を転々としているため、住民票を毎回移すのが面倒でした。そのため、住民票は実家の住所に固定していました。


Q.実際、現場ではどうなの?

A.その職場の業務の流れや、物品の場所、記録方法などを把握するための期間として、最初の数日はサポートが付きますが、だいたい数日で放置され始めます(笑)。

そのため、何が正しくて、何が間違っているか?自分なりに根拠を持って理解できていないと厳しいです。そのための臨床経験3年以上、という基準ですね。ただ、常勤で働くともれなく付いてくる、委員会活動や勉強会、会議などは、ほぼ全て免除されるので、毎日の業務のみに専念できるメリットはあります。

あとは、他にも同じ職場で働いている応援ナースがいる所だと、最初は安心かもしれません。同じ立場にいる人しか分からないことや想いが必ずあるので、それを共有したり相談できるのは心強いですね。勤務先を選ぶときに、今現在働いている応援ナースがいるか?過去に受け入れ実績はどのくらいあるか?過去に応援ナースとして行った人たちの口コミはあるか?など、事前に確認できるので、聞いた方が良いですね。




思いついた点を、実際の経験も踏まえて記載しました。


今後また、加筆修正はあるかもしれません。


応援ナースやってみたい!と考えてる人の参考になれば幸いです。