カンブリア宮殿 カルロス・ゴーン社長
本日22時~のカンブリア宮殿 ゲストはカルロス・ゴーン社長。
この自動車業界危機のタイミングなので興味深く見ていました。
ゴーン社長の発言の中で興味深かったもの
①自動車産業の派遣切りについて
人を切るということは今までその人に投資してきた研修等を含めたお金、時間が全て無駄になるので本当の最後の手段であると説明。本当は切りたくないと。それでも切るのはこの危機が短期で終わるとは思えず、今対策を取らないと後々手遅れになるから、という印象でした。
村上龍さんが、「企業が最高益を出していた時の内部留保があるのだから、それを削る意味でも派遣社員を正社員にするなどして雇用を維持するようにしろといった一部の共産主義者等の意見に対してどう思うか?」
といった質問に対して、
「短期的には雇用を維持できて痛み止めにはなるのだろうが、長期的には研究開発費などの投資資金を削ることになり長期的には海外の他のメーカーに負けてしまうので間違っている」と明確に答えていた。
最近、派遣切りはやたらと問題とされているが(いつものマスコミの過剰報道)、個人的には、日本の場合雇用の流動化がまだまだ未発達という点だと思っていました。後は正社員も何らかの条件を満たせば従業員を首にできる規制緩和が必要だということ
派遣切りについては 金融日記 が非常に勉強になりました。
今、必要なのは、企業が簡単に首を切れなくするように規制することではなく、企業が派遣社員だけじゃなくて正社員もどんどん首を切れるようにじゃんじゃん規制緩和することなのに。
企業が簡単に派遣社員の首をどんどん切るのは、正社員を日本の法律では首にするのが難かしいからと言うだけなのに。
だから、派遣社員の方が能力が高くても、正社員は首にして後でモメると嫌だと言う理由だけで、派遣社員はどんどん首になる。
正社員は首にするのが難しいから、企業は正社員を採用するのに非常に慎重になる。
今回みたいに一気に景気が悪くなったときに簡単に首を切れないからね。
だから、法律で首を切りにくくすると、雇用の流動性が失われて、失業率はむしろ上昇して、さらに悪いことにたまたま正社員になっているひととそうでない人の「格差」が温存され、この能力とは関係ない「悪い格差」がどんどん開いていってしまうのだよ。
チャンスも敗者復活もない暗い社会だ。
だから、ダメな正社員は何も生み出さなくても給料がもらえるからつまらない仕事でも会社に必死でしがみつく。
会社にしがみつくのが彼ら無能正社員のいちばん大切な事業なんだからね。
ついでに言っとくと、社員を首にできる権限を持っている経営者も、会社として利益が出せなければ株主が簡単に取りかえれるようにしておかないとね。
今こそ、正社員も簡単に首を切れるようにしよう!
「基本給のXXヶ月分を払えばいかなる会社都合でも会社から無条件で解雇できる」と言う法律を作れば一発解決なのさ。
②若者の自動車離れについて
先進国の若者は昔と違い、興味の対象が車以外のモノへ広がっているからこそ売れないと思っている。その対策として2010年には電気自動車は投入する。との発言がありました。
ただその理由として挙げていたのが、
今の若者はより環境に良い商品を求めている。自分だけの自動車を持ちたい。それを通して世界中の電気製品とつながっていたいからだと思う。
という様な趣旨の発言がありました。正直これはどうかな~と思います。
やはり若年層をどう顧客層にしていくかが課題なのでしょう。逆にここを落とせばまた業界内順位が大きく変わると思われます。