ポジショントーク | 外国株式アナリストの雑感               ~Why? Why? Why?

ポジショントーク

ポジショントーク。

これはあるポジションを取っている状態で、自分にとっての有利になるコメントを発することを言います。


わかりやすいのが自分がもしある会社、例えばトヨタ自動車の株を保有していて、

その状態で新聞等にコメントを求められて「どこの株がいいですか?」


と聞かれて、「そりゃトヨタでしょう。理由は~(もっともらしい理由を説明)。」


でも本音では自分が持っているので、その後でその株を他の人が買ってくれれば株価が上がる

→自分がもうかる、もしくは急騰するようなら売却して利益を確定するでしょう。


これは新聞等でもよく見られることなので注意が必要。


何故こんな話をしたkというと、少し前に投資信託運用会社の顧問を務めている方が海外から来て講演するというのがあり楽しみにしていきました。

その方の経歴はもちろんMBAは持っていて、OECD等の国際機関でエコノミストまで務め、なおかつ海外の有名な大学院でMBAの講師までされていた方だったからです。


内容は米経済に対してかなり強気・・・。

強気なのはいいんですが理由がちょっと。


アメリカについての話でGDPの今の水準等を元に説明されました。

確かにアメリカのGDPは7割を個人の消費が占め、かなり個人に依存しています。

つまり個人がこければアメリカのGDP自体がかなり悪化してしまう。

4-6月期は前期比年率2.8%増と堅調ですが、実際は戻し減税の効果がかなり寄与してその成長をなんとか維持しているというのが個人的な見方です。


なので納得いかなくて小売売上等に戻し減税の効果がなくなってきているというのをどう思われているのか、と質問してみたのですが、答えはそこまでと同じ説明が繰り返され、だから大丈夫でしょう。

みたいな。話し合いにもならず・・・


う~ん、そりゃ投資信託運用会社としては株が上がれば、自分達が運用している商品も値上がりして

もっとお客さんにも売れるわけですからいいんでしょうけど、自分に都合の良いことだけ集めて力説する。

正にポジショントーク。


なんかこんな事なら一般人を相手にうさんくさいセールスしている営業マンが、さらに小難しい話を織り交ぜて自信満々で話しているだけにしか聞こえずがっかりしました。


実際経歴とかがいくら素晴らしそうに見えても、まぁこんなもんかと残念でした。

もちろん物凄く勉強になる講演もあり難しいところです。

しかし、この運用会社の商品は悪い意味で要注意です。笑