劇的なる世界と感動・・・。
私は30年以上プロとして舞台で踊ってきました。
私のルーツは映画です。アランパーカー監督の映画「小さな恋のメ
ロディ」
そしてロッキーシリーズなど、大の映画少年でした。
ブルースリーのファンになって、その後ダンスに魅了されました。
で、生涯の仕事になったのですが・・・。
これまでダンスのパフォーマンスで、映画やスポーツの試合ほどの
感動をしたことがありません。
出演した感動や、技術の見事さにすごいと驚いたり、尊敬したりし
たけど・・・
名作映画の1シーンの様な記憶に残るダンスを観たことがなくて、
それが
私の20歳から追い求めるテーマとなりました。
カッコいいダンスもいいけれど、ダンスを知らない観客が涙するよ
うなダンスがしたいと思っていたのです。
要するに欲張りなんですね、私は。
理想を目指して創作し、海外でツアーをしたり、国際大会で賞を取
ったりして、作家としての自信もつき、ようやく本当にやりたいこ
との入り口に立った気がします。
舞台芸術に限れば、ダンスの動きは表現の手段でしかありません。
もっと言えば、歌も演技も全てそうです。
どんなアクロバティックな技も、どんな高い声も・・・技術だけの
驚きは、鮮度が薄れるのも早いんです。感動が長くは続かないんで
す。
技術はもちろん大事だけど、記憶に残るにはココロに響く何かが必
要です。
そして観客のココロを揺さぶるには、パフォーマーのココロに嘘が
あってはダメなんです!
技術でココロを閉ざしたテクニシャンを、私は自閉症ダンサーとか
、不感症ダンサーと呼んでいます。時々見かけるんです。何の為に
踊ってるのかわからないダンサー・・・歓びが全く感じられないダ
ンサーを。
ココロを伝えるための技術に、ココロを閉ざされてしまったら本末
転倒です。
ココロの強い表現者は普段からテンションも一定でぶれず、環境に
愚痴ったり、周りに毒や悪影響をもたらさないと思います。
だいたい日本にいたら人種差別もなければ、餓死することも、内戦
で砲弾にさらされることもありません。それに舞台環境も日本はめ
ちゃくちゃ恵まれています。
私達の当たり前が、世界から見たら当たり前じゃないことも多いで
す。
だから・・・感謝と歓びを持ってどんな環境でも踊れる強いダンサ
ーこそが、観客のココロを揺さぶれるんじゃないかと思うんです。
そういう人を育てて、そういう人達と劇的な感動ある舞台作品を、
これからも創りたいと思います。
ダンスを見て、感動したことあるかな~?
演劇は、立てなくなるくらい衝撃を受けた作品があるけど、、、、
もっと脳天直撃されたような作品に出会いたいですね・
とあるダンサーさんのFBから~~~~
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