先週の土日に、職場の後輩二人(S君,K君)とで、足尾の山に1泊で登りに行ってきました。

10月24日(土)
S君宅に朝 5時に集合して、車2台で移動。
朝の8時前に、国民宿舎「かじか荘」の駐車場にとらくる車をデポ。
K君の車で、銅親水公園に移動して、8時半に登山開始。

公園を過ぎたあたりでいきなり熊の糞らしきものを発見。びびるあせる

仁田元沢ぞいの林道を40分ぐらい歩いて、中倉山への登山道に取り付く。
この登山道は、何回も歩いているが、今回は一番荷物が多かったため、
なかなかペースが上がらない。登山が初めてというK君がぴたっと後ろを楽そうに
歩いてくるのでプレッシャーもかかる(笑)

なんとか1時間ぐらいで南尾根に入る。ここで休憩。すでに結構ばてるw

そこからは順調に11時ぐらいに中倉山着。




頂上でまずは記念写真。S君K君もなかなかのイケメンだが、一応モザイクでw
これから歩く稜線が見える。オロ山ぐらいからは道なき笹薮の中を歩くらしい・・・

アップダウンを繰り返しながら、オロ山に近づいていく。
確かに、途中から完全に道は無くなって、腰ぐらいある笹薮の中を歩いていく。
ところどころ踏み跡や鹿道や藪が切れるところがあるので助かるが、
藪の中に隠れた倒木が潜んでいて、ひっかかってこけそうになるので油断できない。

オロ山手前の急斜面を息絶え絶えになりながらなんとか登ったのは13時半ぐらい。
まだ先は長い・・・

そのあとはルートファインディングもミスが無く、順調に庚申山着。時刻はちょうど15時ごろ。
さぁ、ここからは通常の登山道だと3人でホッとする。



日が暮れるまでに晩御飯をすませないとまずいので、ほとんど休憩無しに、庚申山荘に16時前にたどりつく。やれやれ、なんとか着きました。



本日の寝床を確保して(ココは、無人の山小屋ですが、寝具は用意されているのがありがたい。担ぐ荷物が大違いですからね)、晩御飯の支度。α米のごはんとフリーズドライのカレールーでただのカレーライスだが、山で食べるとめちゃくちゃウマイよね。




山荘内に当然ながら明かりはないので、日没後は早々に床につく。とらくるは8時前には寝入りましたが、後輩に聞くと、いびき、歯軋りがうるさかったらしい。申し訳ない・・・・

翌日は当初の予定では、鋸山方面を行こうとしていたが、前日に庚申山に登ったこと、藪をこいで結構疲れたこと、稜線の風がものすごいことから、ちかくにある展望台「天下の見晴らし」に行ってから早々に下山しようということで一致。




天下の見晴らしは気持ちよかったが風がすごかった。このような状態で危険な鎖場など歩きたくないので、判断は正解だよねと3人で話し合う。

車を置いたかじか荘には9時半ぐらいに到着。
そのあとは、車を回収してからかじか荘の温泉につかって、疲れをいやす。
帰路には桐生によって、名物のソースカツ丼を食べてから、解散。充実した山旅でした。






前置きが長くなりましたが(本題は殆ど無いですw)、本日は藪にちなんだ連想で、ケイト・ブッシュから一曲を。




え、あまりにもベタすぎる選曲だって?そうですよね(苦笑)

ですが、ワタシはこの曲のアウトロの3分15秒ぐらいから始まる、情感溢れるギター・ソロが大好きなんですよ。
これを弾いているのは、元PILOTの名ギタリスト、イアン・ベアンソン氏です。
PILOT関連の再活動が待たれる今日この頃ですね。


ひょんなことから、
『少女漫画家 大島弓子さんの70年代の作品で好きなもの』を
取り上げることにしました。

大島弓子さんは、30年前ぐらいの学生時代に、その当時読めるものは殆ど読んでいたと思います。
私は当時理学部に在籍していました。
天文学や地質学や動物学など、ほとんど世の中の役に立たない勉強してる理学部の男子学生という変わり者集団には、少女漫画との親和性因子が、DNAに多めに組み込まれていたように思います。そんなわけか、私を含めて、少女漫画にはまったむさい野郎が周りにはごろごろいました。
青池保子、萩尾望都、吉田秋生、松苗あけみ、山岸涼子、川原泉などなど、かたっぱしから回し読みして耽溺していたものでした。

そのころ、理学部生に人気が高かったのは、萩尾望都、吉田秋生、倉多江美などだったように記憶しています。
(特に、倉多江美さんは、理系の雰囲気がかもしだされていて、人気あったなぁ。。。)
それら、ストーリー性の高い作家さんと較べて、大島ファンの男子は圧倒的に少数派だった記憶があります。なぜかはわかりませんが、例えば萩尾望都のファンと言うのと較べて、大島弓子さんが好きなのをカミングアウトするのはその当時、遥かに勇気がいることだったのですよね・・・

今は、手持ちでもっている大島作品は殆どないのですが、錆付いた記憶を掘り起こして、好きだったものを3点。

1.リベルテ144時間
 まず、タイトルが素晴しいですね。京都の本屋さんで、『朝日ソノラマ』の新刊として、シンプルだが美しい装丁の同名コミックスを購入して、ワクワクしながら下宿に持ち帰った際の気分を今、懐かしく思い出しました。主人公の山の辺十五君を、その兄で、山で遭難死した山の辺千と比較していかにダメな人間であるかを、十五君の女友達が長文で罵倒するセリフまわしが最高だった記憶があります。ところで、山の辺十五が兄の千と同じくして、遭難した山ってどこだったんだろう?(北アルプス?)

2.たそがれは逢魔の時間
 まるでカポーティの短編のように、とても怖い話を、とても静かな語り口で淡々と語るという手法が、みごとに成功した作品だった記憶があります。
夕暮れのふとした際に、この作品のタイトルが頭をよぎります。

3.10月はふたつある
 いきなり、朝、眼が覚めると見知らぬ男性とベッドに居たという女子高校生(いわゆる当世の「JK」風な要素は全く無いですが)の主人公に対して感情移入できるかどうかが、この作品を好きになれるかのポイントでしょうか。私は好みでしたね。ラストシーン(確か、フランス語の授業中に「VIVRE」の意味を先生からあてられ、「生きるです」と答えるところだったはず)が、感動的でした。

これらは、いずれも白泉社文庫などで読むことが出来ます。
今、手元に無い作品ばかりなので、さっそく注文してみることにしますかね~

さて、大島弓子さんの作品で、音楽に関連したものというと、
「おりしもそのときチャイコフスキーが」が浮かびます。

たしか、劇の練習をしていて、BGMにバッハが流れるはずのところが、
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 がかかるような
話でしたか・・・(あらすじは全く覚えていません^^;)

チャイコフスキーのピアノ協奏曲は勿論好きな曲ですが、
この超有名曲をいまさら取り上げるのもなんですので、
本日は、チャイコフスキーの中で知られざる名曲ということで、
管弦楽組曲第3番ト長調 作品55 を。
あまり大島弓子さんを読みながらのBGMには適していないかもですが(苦笑)、
いかにもチャイコフスキーらしい流暢なメロディーと円熟した
オーストレケーションが楽しめる名曲です。

〔YOUTUBE チャイコフスキー組曲第3番 第4楽章〕


YESの偉大なベーシスト、クリス・スクワイア氏の訃報にふれて
心から悲しんでいる人は全世界に今無数にいる事と思いますが、
私もその一人です。

クリス・スクワイアの活躍が光るイエス・ソング TOP10
に挙げられていないのが不思議なのですが、
クリスのベースといえば、真っ先に思い浮かぶのが
ベタですが、この曲なのです。

〔YOUTUBE YES "Siberian Khatru"〕


世の中には奇特な方がいて、
この曲でのクリスのベース譜を完コピ付きで提供してくれています。

〔YOUTUBE YES "Siberian Khatru"のベース譜再現〕



こうやって改めて聴くと素晴しく全体の中で調和しているとともに、
ベースラインだけで美しいメロディを奏でていますねぇ・・・

Rest In Peace, Chris.