NHK大河ドラマ「篤姫」1月分を観て
第一話から三話までは内容的に退屈で厳しかった
けれど第四話は面白かった。篤姫と島津の藩主が
初めて会う話でシナリオがようやく動き始めた印象。
三話まではシナリオの展開よりも篤姫のキャラクターを
描写することに作り手の意識が集中していたようで
あたかも「国民的お姫さまのセリフやしぐさに萌えろ!」とNHKが
叫んでいるかのように感じていた。紹介されるエピソードも
古来、漫画や小説で散々使い古されたような話が多かった。
これでは普遍的な「領民に慕われるお姫様」という情報しか
視聴していても得られず、篤姫固有のキャラクター性は
ほぼ皆無。観ていて眠くなるのもしょうがない。
第四話はシナリオを通して篤姫の性格がうまく描写
されていたので、これまでの断片的なエピソードよりも
篤姫のキャラクターが立っていたように思う。
今後キャラ重視の「萌えドラマ」路線が続くのかどうか
注目したい。