またまた相撲界での暴力が問題になりました。
日馬富士事件以来、
理事会では数回にわたって教習などを行い、
力士全員への教育をしてきたと言っています。
ところで、いくら協会が「教育をしている」と強調しても、
教育を受ける側が100%理解できているかどうかは
解りません。
必要になることは、
力士が所属する部屋での
OJTではないでしょうか。
これは企業でも同じです。
訓話をしたとか、
講師を呼んで教育をしたとか言っても、
それは教育をする側の言い分で、
参加者が理解したかどうかは別の問題です。
「深刻な問題だ」と貴乃花親方は言っていますが、
厳しくどのように指導したのかが問題なのです。
ことばだけの教育では、人は動きません。
これは相撲界だけの問題ではなく、
もしかしたら日本人全体の問題なのかもしれません。
理由は「自分には関係ない」と
思い込む習性があるからです。
環境の問題も、セクハラの問題も、暴力の問題も、
全て「自分に降りかかるかもしれない」問題なのです。
日本人は少し無責任すぎませんか。