今の研修先は、全社的に社員の年齢を若くしていることもあり、職場は若さと活気に溢れている。また、女性が多い(6割強位?)ので華やかな職場でもある。では、残りの4割弱は普通に男性かというとそう単純でもない。

クリエイティブな職場に生息する人達、そう・・・、ゲイも意外と多いのだ。赴任してすぐにタイトなピチピチなシャツ着て、片耳ピアスで明らかに「アイムゲイ!」とアピールしている人たちが目につき、さすがニューヨークと感心していたが、そういう人達は少数派。私は、自分のゲイセンサーには自信があるつもりでいたが実はそのセンサーで把握できていない方々が意外と多かったのだ。

昨日、私の2ランク上の上司(といっても私よりだいぶ年下で若いが・・・)が「うちの会社の男はアメリカンフットボールやベースボールの話をしても話が通じず、男性用コスメ、ファッションの話しかしないゲイばっかりで友達をつくるのも一苦労だ。」とぼやいていたので、「そんなに多いかな?いつもタイトな服を着ているLはゲイだろうけど・・・他にいる?」と聞いたところ「じゃ何人か名前を言ってみて」というので適当に名前を挙げてみたところ、「Aは?」、「彼はゲイ」、「Bは?」、「ゲイ」、「ん・・・Cは?」、「・・・ゲイ」。私と何も仕事で接点がなかったが、廊下で急に話しかけてきて軽く話をするようになった人達がほとんど彼に言わせればゲイ。

よくよく考えてみると該当する人達の服装に共通点を発見。スーツは着なくていい職場なのに関わらず、きちんとアイロンがかけられたカラフルなワイシャツにジャケットを常に着用している。

そして、もう一点気づいたことが・・・実は私もいつも同じような格好をしている。加えて、私もアメリカのフットボール、野球、バスケは全くわからず興味もない。会社そばのAVEDAに通い、メンズラインの愛用者でもある。もしかしたら私も彼らから同類だと思われて話しかけられていたのかも・・・と迫られたりすることなく今まで無事過ごせたことに安心しつつ、ふと考えさせられてしまった一日であった。