ルーズベルトアイランドは、マンハッタンの東に位置する小さい島である。

以前は感染症患者の収容施設で有名だったようだが、今では普通のホームタウン(アイランド)となっている。マンハッタンとこの島をつなぐトラム(ケーブルカー)が有名で映画スパイダーマンでもスパイダーマンが戦う舞台としてこのトラムが登場している。


ルーズベルトアイランドにて  


マンハッタンから直接つながる橋がないため、不便なところと見られるが、前述のトラムやFラインの地下鉄も走っていて中心街へのアクセスも不自由しない。例えば、地下鉄のルーズベルトアイランド駅からグランドセントラルステーションまで歩く時間も入れて30分強あればいくことができる。島には、飲食店、買い物する場所がほとんどないのが不便であるが、自然が多く住環境としてはいい島である。マンハッタンのごみごみしたところではなく、NJのような自然の多いところにすみたいけれど通勤時間が長いのはお断りといと人にはぴったりの地域だ。


マンハッタンの地価高騰で若い人々に人気があり、新しいコンドがどんどん建設されている。現在もトラムの駅の横にコンドが建設中であり値段を見ると、1LDKで6000万円強程度。日本と違い年数が経ってもそれなりの金額で貸せ、今みたいな時期でも高需要が続くマンハッタンの側ということを考えると悪い金額ではないのかもしれない。駅から遠い私のstudio(1ルーム)アパートでも家賃は20万円を超えるので駅そば1LDKであればもっと高い金額を設定できるであろう。


それにしても、NYのrentの高さは異常だ。私は会社の補助があってなんとか住めているが、普通にrentを支払う同じアパートビルの住民の皆さんいったいどんな職業に就いているのだろうかといつも考えさせられてしまう。