山梨 護国神社で戦没者追悼式 家族失った遺族黙とうささげる

NHK 山梨県のニュース 配信より

 

山梨 護国神社で戦没者追悼式 家族失った遺族黙とうささげる|NHK 山梨県のニュース 配信より

 

終戦から80年の節目となる15日、甲府市の山梨県護国神社で追悼式が行われ、参列した遺族らが戦没者に対して黙とうをささげました。

終戦から80年の節目となる15日、戦争で亡くなった2万5000人余りがまつられている山梨県護国神社には、遺族や県の関係者など、およそ70人が集まり、追悼式が行われました。

式では、拝殿の中で、戦没者を悼む神事が行われたあと、東京での全国戦没者追悼式のラジオ放送に合わせて、1分間の黙とうをささげました。

参列した遺族の中には、父親を戦場で亡くしたり、戦後、苦しい生活を送ったりした人たちもいて、一人ひとりが、失った家族を思いながら、80年の月日を振り返っていました。

父親がフィリピン沖で戦死した山梨県遺族会の藤巻進理事長は

 

「80年という年は長かったなと思います。父と別れたのは4歳で、仏壇の写真でしか、父の面影は思い出せません。学校の先生も戦争を知らない世代になりましたので、先生方に戦争の悲惨さを伝えることで、子どもたちにも伝えていきたいです」

 

と話していました。