参院自民、消費減税求める声が8割 参院選に向けたアンケート
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参院自民、消費減税求める声が8割 参院選に向けたアンケート(毎日新聞) - Yahoo!ニュース 配信より

自民党の参院執行部は24日、党本部で森山裕幹事長らと会談し、夏の参院選の公約策定に向けて党所属参院議員から聞き取ったアンケート結果を伝えた。約90人から聞き取った結果、物価高対策として消費減税を求める意見が8割あったとし、食料品への税率はゼロにすべきだとの意見も多数あったと説明した。 【図解でわかる】そもそも選挙の仕組みとは 松山政司参院幹事長は記者団に「地元を歩いて食料品の物価上昇を非常に重く受け止めた、切実な声だ。参考にして公約作りに生かしてもらいたい」と語った。 一方、森山氏は消費減税に否定的な立場をとっており、参院自民の意見が実現するかは不透明だ。松山氏によると、森山氏は「政策を組み立てるのはあくまで党の政務調査会で、政調でしっかり政策をやりたい。意見は受け止めたい」と述べるにとどめたという。 参院執行部は4月に入り、所属議員へのヒアリングを開始。その結果、消費減税を求める意見が8割に上り、食料品の税率引き下げを求める意見が多数を占めた。消費税率の引き下げには法改正を伴うため、実現するまでの間の支援措置を求める声もあった。 また、政府が7~9月に実施する電気、ガス代への補助の延長を求める意見もあった。ガソリン価格は5月22日から段階的に1リットル当たり10円を定額補助することが決まっているが、参院側では「暫定税率(1リットル当たり25・1円)に見合う価格抑制策をやってほしい」と、更なる補助額引き上げを求める声があった。【鈴木悟】
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