県が新たに3つの民間団体と地域見守り応援隊の協定を結ぶ
県が新たに3つの民間団体と地域見守り応援隊の協定を結ぶ|NHK 宮崎県のニュース 配信より
一人暮らしのお年寄りの孤立死などを防ごうと、宮崎県は新たに3つの民間団体と見守り活動で連携することになり県庁で協定の締結式が行われました。
7日は、県庁で、新たに活動に加わる県信用金庫協会など3つの団体の代表者が参加して締結式が行われ、河野知事が協定書に署名しました。
この取り組みは、地域に密着した団体に「みやざき地域見守り応援隊」として活動してもらい、お年寄りの孤立死などを防ごうと10年前から宮崎県が始めたものです。
3つの団体は、営業などで地域の住民のもとを訪問することが多く、これまでも体調が悪くなったお年寄りの救急搬送の通報などを行ってきたということです。
団体では、今回の協定をきっかけに、今後はさらに見守り活動を強化し、1人暮らしのお年寄りなどに何らかの異変が起きていると感じた場合、速やかに関係機関に通報するということです。
県によりますと、「みやざき地域見守り応援隊」は今回を含め27団体で、この10年間の実績は、体調が悪い人や自宅で倒れた人の発見など334件に上っているということです。
県信用金庫協会の板垣衛会長は「すでにそれぞれの市町村で見守り活動は行ってきたが、協定を結んだことで、1人1人の職員が自覚を持ち取り組みを進めていきたい」と話していました。