巨大地震備える対策会議 四国の防災戦略見直す部会立ち上げへ

 

巨大地震備える対策会議 四国の防災戦略見直す部会立ち上げへ|NHK 香川県のニュース 配信より

 

南海トラフ巨大地震に備えて国や四国4県などが設けた対策会議の会合が開かれ、能登半島地震を受けて四国の防災の基本戦略を見直すための専門部会を新たに立ち上げることを決めました。

国や四国4県などの行政機関、それに学識経験者などで作る対策会議は東日本大震災を受けて設立され、四国で起きる巨大地震に対する防災の基本戦略について定期的に議論しています。

4日、高松市で開かれた会合では、基本戦略の見直しを議論する専門部会を、12月をめどに新たに立ち上げることを申し合わせました。

能登半島の被災地では海に囲まれた半島のうえ、交通網が寸断され物資の輸送や救援活動が妨げられたことを受けて四国での対応を重点的に検討し、来年6月から8月ごろに新たな基本戦略を決めたいとしています。

また会合のあと、災害の発生直後に情報を共有するための訓練も行われ、関係機関が撮影した映像を四国地方整備局が集約し配信する手順を確認しました。

四国地方整備局の笠井博之総括防災調整官は「ことしの会合では能登半島地震で生じた課題にしぼって議論した。今の基本戦略に抜けていることがないか議論し今後、反映していきたい」と話していました。

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