官房長官会見で14年ぶりの「ピンチヒッター」 長官ら国会や療養で

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官房長官会見で14年ぶりの「ピンチヒッター」 長官ら国会や療養で(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 

朝日新聞デジタル

記者会見に臨む佐藤文俊官房副長官=2024年12月20日午前9時52分、岩下毅撮影

 

佐藤文俊官房副長官は20日午前、林芳正官房長官の定例記者会見を初めて代行した。

 

3人いる官房副長官のうち、国会議員ではなく

 

国家公務員出身の事務の副長官が会見を行うのは、民主党政権の2010年に仙谷由人官房長官に代わって

 

滝野欣弥副長官が会見して以来、14年ぶりだという。  

 

首相官邸では平日の午前と午後の1日2回、官房長官が記者会見を開く。

 

国会日程などにより官房長官が会見できない場合は、衆参の国会議員が務める副長官が代行する。

 

しかし、林氏の国会出席と重なった20日午前の会見は、

 

参院議員の青木一彦副長官が国会に出席、

 

衆院議員の橘慶一郎副長官はインフルエンザで療養中のためいずれも代行できず、

 

佐藤氏が会見した。  

 

総務省で自治財政局長や事務次官を務めた佐藤氏は、今年10月の石破政権発足に合わせて副長官に起用された。

 

会見では税制改正やウクライナ情勢に加え、佐藤氏本人の副長官としての抱負などを尋ねる質問もあった。

 

佐藤氏は自身起用の狙いについて「私から申し上げるのは僭越(せんえつ)なので、お答えを控えたい」としつつ、

 

自身の役割を「各省庁全体に広く目配りをして、それぞれの省庁がやるべきことが円滑に進むようにすることだ」

 

と述べた。

 

(小手川太朗)

 

朝日新聞社

 

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