大雨土砂災害から1週間…出雲大社周辺の観光地にも影響 日御碕地区の住民支援続く(島根)

7/15(月) 18:50 山陰中央テレビ 配信より

https://news.yahoo.co.jp/articles/730849af7f4d933c6069ae8bc91dc4ef1bcb10f5

山陰中央テレビ

7月9日の大雨で道路の崩落などの被害があった出雲市大社町。県内有数の観光スポットである出雲大社前の神門通りでは15日、いつもに比べて人出が少なく、少しさびしい連休となったようです。

孤立に近い状態となっている日御碕地区では、13日から買い物支援のための無料タクシーが運行を開始、住民の日常を取り戻す取り組みが進んでいます。

15日昼ごろの出雲市大社町の神門通りでは、雨の影響もあって例年と比べて人出が少なく、少しさびしい3連休最終日を迎えていました。

愛知からの観光客:
友達の結婚式で広島に来て、そのままぐるっと一周して回って。雨で出雲の近くの道路が崩れていて心配していたんですけど。

神門通りの飲食店:
お客さんの数は、13日、14日よりは少ないです。(日御碕の被害の)報道を受けて、県外のお客さんが観光に行くのやめようかなというのをちらほら伺っているので、早めに復旧していただきたいなというのが私たちの思いですね。

その日御碕地区では、車が通行できる県道が崩落し、孤立に近い状態が続いています。

田中祐一朗記者:
この3連休、日御碕地区の住民向けに大社町内のショッピングセンターまでの直通バスが運行されています。

地区の住民を対象にした無料タクシーのシャトル運行が、13日からスタート。1日6往復運行され、崩落現場近くから大社地区中心部のショッピングセンターへ直行、買物の足を確保します。

利用した住民:
助かりました。住民の足ですね。

14日までの2日間でのべ約40人が利用し、15日も日御碕地区へ帰る便には大きなダンボール箱などを携えた地区の住民が乗り込んでいました。

利用した住民:
パンとか生鮮食品を購入しました。なかなか車がここまで無いので、それで使わせてもらっています。

この男性はこの3連休中、無料タクシーを複数回利用し、ショッピングセンター直行という利点をいかして、半月分の食材などを買い溜めしたということです。

住民:
なかなか普通の生活には戻れないので不便はしていますけど、道が復旧すれば…。

日御碕地区と大社町中心部を結ぶ足として、16日からは無料タクシーに代わって路線バスが部分的に運行を再開するほか、小中学生のスクールバスも運行されます。

崩落した県道の復旧の見通しが依然立たない中、住民の日常を取り戻す取り組みが進んでいます。

山陰中央テレビ

最終更新:7/15(月) 18:50 TSKさんいん中央テレビ