松江で断続的に激しい雨 東部で夕方にかけ土砂災害に厳重警戒

 

松江で断続的に激しい雨 東部で夕方にかけ土砂災害に厳重警戒|NHK 島根県のニュース

配信より

 

停滞する前線の影響で、県内は大気の状態が非常に不安定になっていて、松江市では断続的に激しい雨が降っています。


気象台は、東部では夕方にかけて土砂災害や低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。

気象台によりますと、停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、県内は大気の状態が非常に不安定になっています。


9日正午までの1時間には、島根県が松江市に設置した雨量計で37ミリの激しい雨を観測しました。


また、9日未明の降り始めから正午までの雨の量は、松江市鹿島で135.5ミリ、松江市で104ミリなどとなっています。


松江市には土砂災害警戒情報が出ていて、市は、合わせて4万44世帯、8万3860人に「高齢者等避難」の情報を出しました。


東部と西部では、夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みで、1時間に予想される雨の量は、いずれも多いところで、東部で40ミリ、西部で30ミリ、隠岐で25ミリになっています。


また、10日正午までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、東部で100ミリ、西部と隠岐で60ミリと予想されています。


気象台は、夕方にかけて、東部では土砂災害や低い土地の浸水に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。


また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意するよう呼びかけています。

松江市は、大雨の影響で土砂災害のおそれがあるとして、9日午前11時4分に、市内の鹿島地区、秋鹿地区、大野地区、古江地区、生馬地区、法吉地区、美保関地区、島根地区、本庄地区、持田地区、朝酌地区、川津地区、城西地区、城北地区、城東地区の合わせて4万44世帯、8万3860人に「高齢者等避難」の情報を出しました。


5段階の警戒レベルのうち、警戒レベル3の情報で、高齢者や体の不自由な人などに避難を始めるよう呼びかけています。

【松江市 浸水被害に厳重注意を】
非常に激しい雨が降り続いている松江市では、9日午前11時半の時点で、気象庁のキキクル、危険度分布で浸水の危険性が高い「紫色」に加え、災害が切迫していることを示す「黒色」の表示が出ています。


厳重に警戒して下さい。


短時間に非常に激しい雨が降ると、低い土地では降った雨が排水できなくなり、浸水が発生することがあり、浸水が始まる前の早めの避難が大切です。


ただ、すでに浸水している中での移動は危険です。


外へ避難するのが難しい場合は、自分のいる建物の高い階に移動するなど身を守る行動を取って下さい。


また、線路や道路などの下を通る「アンダーパス」は大雨で冠水しやすく、気づかずに車が入り込み乗っていた人が死亡する事故もたびたび起きています。


大雨の中で車の運転はなるべく控えて下さい。

【交通への影響】
県東部の大雨で交通にも影響が出ています。


JR西日本によりますと、大雨の影響で、木次線は、9日午後0時15分から松江市の宍道駅と雲南市の木次駅の間で運転を見合わせています。


また、山陰本線は、出雲市駅と兵庫県の浜坂駅の間で運転を見合わせています。


一畑電車は、松江しんじ湖温泉駅と出雲市の雲州平田駅の間で、9日午前10時15分から運転を見合わせています。
続いてバスです。


松江市交通局は、2つの路線バスと市内の観光地を巡る「レイクライン」の運転を、9日午前11時半から見合わせています。


また、一畑バスも、9日正午から恵曇線と御津線の運転を見合わせています。


空の便です。
日本航空は、悪天候のため、9日午前9時に出発する隠岐空港行きの便が欠航となったほか、FDA=フジドリームエアラインズも県営名古屋空港行きの便が欠航になりました。


午後に発着する便についても欠航や遅延の可能性があるとしていて、各航空会社は、ホームページなどで最新の情報を確認するよう呼びかけています。

 

私のコメント :  令和6年7月9日、停滞する前線の影響で、島根県内は大気の状態が非常に不安定になっていて、松江市では断続的に激しい雨が降っています。

 

松江市交通局は、2つの路線バスと市内の観光地を巡る「レイクライン」の運転を、9日午前11時半から見合わせています。また、一畑バスも、9日正午から恵曇線と御津線の運転を見合わせています。