JALのA350-900 JA13XJ=22年1月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
エアバスは現地時間1月2日(日本時間3日)、羽田空港のC滑走路で2日午後5時47分に発生した
海上保安庁機(MA722、ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)と
日本航空(JAL/JL、9201)の札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、MSN538、JA13XJ)が
衝突炎上した事故を受け、専門チームを派遣すると発表した。
【写真】JAL A350初号機の機内
エアバスは、機体の製造国であるフランスのBEA(フランス航空事故調査局)と
日本の運輸安全委員会(JTSB)が実施する調査に対し、技術支援を行う。
JL516便は午後4時15分(定刻午後3時50分)に札幌を出発し、午後5時47分に着陸。
乗客367人(幼児8人含む)と乗員12人(パイロット3人、客室乗務員9人)の計379人が搭乗していたが全員脱出した。
JALによると、午後6時5分にランプ内の安全な場所へ避難したという。
着陸は通常通りだったとしており、今後警察やJTSBなどが調査にあたる。
海保機には6人が搭乗していたが、機長を除く5人の死亡が確認された。
炎上したA350はJALの同型機では13号機で、座席数は3クラス369席(ファーストクラス12席、クラスJ 94席、普通席263席)。
2021年11月10日にエアバスから引き渡され、羽田には同月13日午後3時30分に到着し、同月18日に就航した。
閉鎖されていた羽田空港の滑走路は、4本ある滑走路のうち、事故が起きたC滑走路を除いて2日午後9時30分に運用が再開された。
JALによると、JL516便の乗客乗員379人のうち、乗客1人が打撲、体調不良により病院で診察を受けた乗客が13人。
パイロットに聞き取りしたところ、管制官からの着陸許可を得て復唱後、羽田のC滑走路に進入し、着陸操作を実施したという。
Tadayuki YOSHIKAWA
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