男子全国高校駅伝、佐久長聖6年ぶりの3度目の優勝 3区山口で逆転し、5区佐々木は51年ぶりの区間新 2時間1分00秒の大会新

配信より

 

男子全国高校駅伝、佐久長聖6年ぶりの3度目の優勝 3区山口で逆転し、5区佐々木は51年ぶりの区間新 2時間1分00秒の大会新(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース

配信より

 

全国高校駅伝・男子

 

■男子第74回全国高等学校駅伝競走大会(24日、たけびしスタジアム京都発着、7区間・42.195㎞) 高校ナンバーワンを決める全国高校駅伝、男子は3区で逆転、5区では51年ぶりの区間新をマークした佐久長聖(長野)が6年ぶりの優勝を果たした。 

 

女子から約2時間後のスタートとなった男子、全47チームが参加、冬の都大路も気温が上がり10.5℃、やや風が出てきたが好条件でのレースとなった。

 

最長区間の1区(10km)、優勝候補の佐久長聖(長野)のキャプテン・永原颯磨(3年)は序盤、先頭集団の中でレース展開を確認。

 

永原は3000m障害の日本高校記録保持者で日本陸連の次世代アスリート強化育成プログラムのダイヤモンドアスリートに選出された選手。 

 

先頭集団は中盤5㎞付近の通過タイムが14分32秒と日本人選手最高タイムと同じペースで通過した。

 

徐々にふるい落としが始まり、6㎞付近で須磨学園(兵庫)の折田壮太(3年)がペースをあげ、佐久長聖の永原もついていき、先頭集団は8チームになった。 

 

残り2㎞でさらに須磨学園の折田が2回目のスパートをかけるとこれに反応したのが埼玉栄(埼玉)の松井海斗(3年)、残り300mで須磨学園の折田が3回目のスパート、29分48秒と日本人選手最高タイムタイという最高の走りで区間賞を獲得。

 

佐久長聖の永原は4位でタスキリレーを行った。 2区(3km)で順位変動が激しく、1位に学法石川(福島)、2位に佐久長聖、3位に埼玉栄、1区トップだった須磨学園は4位まで順位を落とした。

 

3区(8.1075km)でも順位が大きく変化、トップ争いは佐久長聖と須磨学園が1位の学法石川をとらえ、2チームが並んで一気に抜き、差を広げていった。

 

5㎞付近で佐久長聖の山口俊平(3年)がペースをあげて須磨学園を引き離した。

 

去年の優勝校・倉敷(岡山)は1区、2区で出遅れ、3区では17位でタスキリレーとなったがサムエル・キバティ(3年)が最高の走りを見せ、14人抜きで一気に3位まで順位を挙げた。 

 

4区(8.0875km)、倉敷はキバティから3位でタスキを受けた桑田駿介(3年)が2位の須磨学園をとらえ、順位をあげてトップの佐久長聖を追う展開に。

 

残り3㎞では倉敷と佐久長聖の差は約15秒、徐々に縮めていった。

 

それでも佐久長聖の濵口大和(2年)が粘りの走りで1位をキープしてタスキリレー、2位の倉敷とは15秒差。 

 

スピード勝負の5区(3km)では佐久長聖の佐々木哲(2年)が最初の1㎞で2位の倉敷に25秒差と一気に10秒差をつけた。

 

佐々木はスピードが落ちず、8分14秒の好タイム。1972年に浅井利雄(小出高校)がマークした区間新記録を51年ぶりに更新した。 

 

6区(5km)でも佐久長聖のスピードは落ちず、途中まで1分以上遅れていた大会記録もこの時点で約10秒近く上回る走りを見せた。

 

7区(5km)、アンカーの篠和真(2年)が自分のペースを崩さず、去年の倉敷の2時間1分10秒を上回る2時間1分00秒の大会新記録で6年ぶり3度目の優勝を果たした。 

 

【男子全国高等学校駅伝 結果】

 

 優勝:佐久長聖(長野) 

 

2位:倉敷(岡山)

 

3位:八千代松陰(千葉) 

 

4位:須磨学園(兵庫) 

 

5位:埼玉栄(埼玉)

 

6位:大牟田(福岡) 

 

7位:洛南(京都) 

 

8位:仙台育英(宮城) 

 

9位:小林(宮崎) 

 

10位:九州学院(熊本)

 

【関連記事】