秋まで続いた暑さが要因? 冬野菜の値段 前年より下がる

鹿児島テレビ配信より

 

秋まで続いた暑さが要因? 冬野菜の値段 前年より下がる(鹿児島ニュースKTS) - Yahoo!ニュース

 

鹿児島テレビ

 

秋まで季節外れの暑さが続いていましたが、ここ最近は朝晩の気温もぐっと下がり、この季節らしい気温が続いています。 

 

寒くなると食べたくなるのは「鍋」。鍋に使う、

 

白菜や大根などのいわゆる冬野菜、市場では2022年に比べて値段が下がっているといいます。

 

その理由は何なのか、取材しました。

 

 鹿児島市中央卸売市場青果市場。

 

1日に500tほどの野菜が取り扱われています。 ずらりと並ぶ冬野菜の代表格、白菜。この時期は全体の15%にあたる80tほどが取引されます。 

 

この白菜の価格、2023年は前年に比べて3割近くも値段が下がっているんです。なぜでしょうか。 

 

鹿児島青果・浜村幸仁取締役 「10月が暑かったせい。県内野菜が大体70%を占めているので、数量的に多くなっていて、値段としては野菜全般2~3割安くなっている」 

 

冬が旬の野菜は、11月まで長引いた暑さと台風の影響が少なかったおかげで、出荷量が増加、その分単価が下がっているということです。 

 

異例とも言える2023年の暑さで、夏は野菜が高騰したということですが、冬野菜には好影響を与えたようです。

 

 さらに11月中旬は野菜の産地が変わる時期で、これまで県外から取り寄せていた野菜が県内産に置き換わります。 

 

段ボールや袋いっぱいに詰め込まれた白菜や大根。県内各地の農家が育てた多くの野菜が市場に並ぶことで、輸送コストなどが抑えられるため、市場関係者は冬野菜の価格は、今後さらに下がると予想しています。 

 

野菜価格の落ち着きは家計にも大きく影響しそうです。 

 

野平美奈子記者 「実際に店頭に並んでいる白菜、先々週は200円だったそうなんですが、いまは100円で販売されています」 

 

取材した鹿児島市のスーパーでは、白菜の値段は2週間前の約2分の1に。大根、白ネギなども県内産のものに置き換わることで、徐々に値段が下がりつつあるということです。 

 

買い物客 「白菜も安い。料理に使う回数が多いから(うれしい)」 買い物客 「買いやすい。うれしい。煮物にしたりすき焼きにしたり、どんどん(料理が)湧いてくる」 

 

今後は、シイタケなどキノコ類の値段も下がるとみられています。 

 

本格的な冬シーズン目前、様々な物の価格が上がっている中、豊作となった冬野菜の価格の落ち着きは家計にとってはうれしい変化といえそうです。

 

鹿児島テレビ

 

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