神田副財務相「これから精査する」 税金滞納疑惑など文春報道

毎日新聞 2023/11/8 19:44(最終更新 11/8 19:45) 437文字

 

神田副財務相「これから精査する」 税金滞納疑惑など文春報道 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

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記者団の取材を受ける神田憲次副財務相=東京都千代田区の財務省内で2023年11月8日午後6時、浅川大樹撮影拡大
記者団の取材を受ける神田憲次副財務相=東京都千代田区の財務省内で2023年11月8日午後6時、浅川大樹撮影

 

週刊文春電子版は8日、自民党の神田憲次副財務相(愛知5区)について、度重なる税金滞納や税理士法違反などの疑惑があると報じた。神田氏は同日、財務省内で報道陣に対し「これから精査する」と述べたが、詳細は説明しなかった。進退に関する質問に対しても「記事の中身もこれから精査する」と同様の回答を繰り返すのみで立ち去った。

 

 報道によると、神田氏は税金を期限内に納付しなかったことで、自らが社長を務める会社が保有する資産を4回にわたって差し押さえられたという。また、税理士資格があるものの、税理士に課された研修受講義務を果たしていないなどと指摘している。

 神田氏は2012年初当選の当選4回。岸田文雄政権の今年9月の内閣改造で副財務相に就任し、予算編成や金融政策などを担当している。同月の着任記者会見で自身の経歴について「初当選前は20年以上にわたって地元・愛知県で税理士をやっていた」などと言及。中小企業の実情を長年見てきた経験を生かして業務に当たると抱負を語っていた。

 

【浅川大樹】