石破茂氏「野党の追及があのように甘ければ…」衆参予算委員会での野党側の質問姿勢を疑問視

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石破茂氏「野党の追及があのように甘ければ…」衆参予算委員会での野党側の質問姿勢を疑問視(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

 

石破茂元幹事長(2023年7月4日撮影)

 

自民党の石破茂元幹事長は4日までにブログを更新し、今月1日まで行われた衆参両院の予算委員会での野党側の質問姿勢を疑問視した。

 

追及の甘さに触れながら、1人当たりの質問時間が短く議論が深まらなかったとの見方も示した。  

 

石破氏は「今週行われた衆・参両院の予算委員会を聴いていて、いつものことながら野党側の姿勢には強い疑問を感ぜざるを得ませんでした」と指摘し

 

「政府・与党にとっては有り難いことではあるのですが、議論の場としての国会のあり方がこれでよいはずがありませんし、野党の追及があのように甘ければ、政府の側もこんなものだと高を括ってしまい、能力も低下して国民に対する緊張感も失われ、国家国民のためには全くなりません」

と記した。  

 

「私が閣僚を務めていた小泉・福田・麻生内閣時代の野党の予算委員会での質問は、岡田克也氏、前原誠司氏、長妻昭氏等の名だたる論客が質問に立ち、一人が最低でも一時間、多いときは二時間近くの質疑時間を使って鋭い質問を政府に浴びせていました」と振り返り

 

「ベテラン閣僚の中には、わざと論点をずらしたりして時間稼ぎをするテクニックを得手とする人もいたのですが、時間が多くあるとこの技があまり効果を発揮せず、畢竟真剣勝負にならざるを得ませんでした」とも指摘した。  

 

今回の野党側の質疑について「憲民主党の逢坂誠二議員や、有志の会の吉良州司議員の質問が問題点を明確に突いたものでした」としながらも

 

「質疑時間が20分から30分という短さだったゆえに、議論が全く深まらなかったのは残念なことでした」と主張。

 

これはすべて野党の責任です。野党全体では数時間の持ち時間があるのですから、質問者を質疑能力の高い議員ごく少数に絞り、数日をかけて質問を練り上げる努力をすべきです」と訴えた。  

 

「自民党が野党の時は、論ずべきテーマや資質を問うべき閣僚などの目標を明確に定め、徹底的に民主党政権を追及し、それなりの成果を挙げたと自負しておりますが、今の野党にはそのような気魄が全く感じられません。それは予算委員会で総理に訊くことではあるまい、なんという勿体ない時間の使い方なのだろう、と今回も何度も思ったことでした」という認識を示しつつ

 

「以前の国会がもう少しレベルが高かったように思うのは、単に議歴を重ねた者の懐古趣味だけではないように思います」と、

 

自民党のベテラン議員らしい?嘆き節も記した。

 

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私のコメント :  令和5年11月4日、自民党の石破茂元幹事長は11月4日までにブログを更新し、今月1日まで行われた衆参両院の予算委員会での野党側の質問姿勢を疑問視した。
 
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