南海トラフ巨大地震などに備え警察と消防が合同訓練 岩国
南海トラフ巨大地震などに備え警察と消防が合同訓練 岩国|NHK 山口県のニュース
配信より
南海トラフ巨大地震などの災害に備えて、岩国市で27日、警察と消防による合同訓練が行われました。
この訓練は、南海トラフ巨大地震や豪雨などの際の連携を確認しようと岩国消防本部で開かれ、警察官や消防隊員などおよそ50人が参加しました。
はじめに災害現場で担架が使えない場合に、けが人などをロープで固定して背負ったり、引きずったりして搬送する方法を消防隊員が紹介し、警察官もアドバイスを受けながら挑戦しました。
続いて、警察の機動捜査隊のレスキュー車や消防の救助工作車に搭載されたエアマットや工具など災害用の装備の確認を行い、互いに使い方を説明し合っていました。
このあと、高知県沖を震源とする震度5強の地震が起きてがけ崩れが発生し、行方不明者が出たという想定で対応訓練が行われ、警察と消防はドローンやバイクを使って行方不明者の捜索を行いました。
そして、崖下に倒れている要救助者役の人形を見つけると、互いに協力しながらロープで崖を下りて駆けつけ、声をかけ合いながら担架で搬送していました。
参加した警察官は「今後もさまざまな災害の発生が想定されるので、今回の訓練を生かして1人でも多くの人を救いたい」と話していました。
消防隊員は「今後もこうした訓練などを通じて、連携を深め人命救助にあたりたい」と話していました。