九電川内原発 運転期間延長の是非問う県民投票条例案 否決

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九電川内原発 運転期間延長の是非問う県民投票条例案 否決 | NHK | 各地の原発

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九州電力川内原子力発電所の40年を超える運転期間の延長について、26日、鹿児島県議会で運転延長の是非を問う県民投票の実施に必要な条例案の採決が行われ、賛成少数で否決されました。この結果、県民投票は実施されないことになりました。

 

川内原発は、原則40年の運転期間が▼1号機で来年の7月に、▼2号機で再来年の11月に迫っていて、20年の運転延長を認めるかどうか、原子力規制委員会は早ければ11月1日にも判断する見通しです。

これを前に、鹿児島県の市民団体は法定数を2倍近く上回る4万6000人余りの署名簿を10月4日に提出して、運転延長の是非を問う県民投票の実施に必要な条例を制定するよう求めました。

条例案を審議する臨時の県議会は今月23日から開かれていて、最終日の26日、本会議が開かれました。

はじめに、委員会の審議で条例案が否決されたことが報告されました。

続いて、議員が賛成・反対それぞれの立場から「意思を表明したいという県民の思いを尊重すべき」とか「極めて重要で複雑な問題なのに県民に二者択一の選択を求めるのは慎重であるべきだ」などとする意見を出しました。

そして、採決が行われ、▽賛成は県民連合や共産党の会派など11人、▽反対は自民党や公明党の会派など39人となり、賛成少数で否決されました。

この結果、県民投票は実施されないことになりました。

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自衛隊演習 奄美空港と徳之島空港で戦闘機の離着陸訓練実施へ

 

自衛隊演習 奄美空港と徳之島空港で戦闘機の離着陸訓練実施へ|NHK 鹿児島県のニュース

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防衛省は、来月行う大規模演習の詳細を発表し、鹿児島県の奄美空港と徳之島空港では自衛隊の基地が攻撃を受けて使えなくなったことを想定して、戦闘機が離着陸する訓練を行うとしています。

防衛省は日本の防衛を想定して2年に1度、大規模な実動演習を行っていて、ことしは自衛隊員およそ3万人とアメリカ軍およそ1万人が参加して、来月10日から20日にかけて行われます。

全国の自衛隊施設のほか民間の空港や港なども使われ、鹿児島県では奄美空港と徳之島空港で自衛隊の基地が攻撃を受けて使えなくなったことを想定して、戦闘機が離着陸する訓練を行うとしています。

また、民間の船舶や港を活用して、車両や装備品を北海道から南西諸島に輸送するとしています。

去年策定された「国家安全保障戦略」などでは、総合的な防衛力を強化するとして民間空港と港の利用や整備を拡充する方針が示されていて、今回の演習はこうした方針を反映する形です。

防衛省は「演習は地域の平和と安定に貢献できるものと考えている」としています。

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鹿児島と北海道の製糖会社 運転手を送りあって物流維持

 

鹿児島と北海道の製糖会社 運転手を送りあって物流維持|NHK 鹿児島県のニュース

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トラック運転手の人手不足が深刻化する中、北海道と鹿児島県の製糖会社が、互いの地域の運転手を融通し合って物流の維持を図る取り組みが行われています。

この取り組みは、札幌市の北海道糖業と鹿児島県徳之島を拠点に砂糖を製造する南西糖業が連携してことし8月から行っていて、現在は、徳之島から2人がビートの輸送を担う会社がある北海道東部の本別町に住み込み、来月まで業務に当たっています。

収穫したビートの輸送繁忙期となる10月から11月の期間がさとうきびの収穫時期と重ならないため、人材確保も比較的容易だということです。

27日は鹿児島県から精糖会社の関係者らが本別町を訪れ、ことし12月から来年3月まで徳之島でさとうきびの輸送などを行うトラック運転手を北海道で募集し、派遣することを確認しました。

さとうきびの栽培を手がける南西糖業のグループ会社の松林福光代表取締役は「北と南で人材を送りあう取り組みはなかなかないので、ほかの業界にも波及していってほしい」と話していました。

北海道農産振興課の今井慎主幹は「北海道の農業は冬場はなかなか仕事がないため通年雇用ができず、労働力確保が難しいため、繁忙期と農閑期が異なる地域との協力が労働力不足の解決の糸口になれば」と話していました。

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桜島 山体の膨張示す地殻変動 再び観測

 

桜島 山体の膨張示す地殻変動 再び観測|NHK 鹿児島県のニュース

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桜島では26日未明ごろから、山体の膨張を示す地殻変動が再び観測されています。


気象台は、大きな噴石が火口から1キロ以上飛ぶような噴火が起きるおそれがあるとして、警戒を呼びかけています。

桜島では活発な噴火活動が続いていて、24日、南岳山頂火口で起きた噴火では、噴煙が火口から3400メートルの高さまで上がりました。

この噴火で、今月21日から観測されていた山体膨張を示す地殻変動はいったん解消していましたが、気象台によりますと、26日午前0時ごろから島内に設置している傾斜計と伸縮計で、山体膨張を示す地殻変動が再び観測されているということです。

山体の膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の火山灰が降る可能性があるということです。

また、大きな噴石が火口から1キロ以上飛んだり、小規模な火砕流を伴ったりする噴火が発生するおそれがあるとしています。

気象台は、噴火警戒レベル「3」の火口周辺警報を継続し、南岳山頂火口と昭和火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。