激震!木村弥生江東区長に異例の特捜部ガサ入れ→辞職へ…囁かれる政界“本丸”への飛び火
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激震!木村弥生江東区長に異例の特捜部ガサ入れ→辞職へ…囁かれる政界“本丸”への飛び火|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)
配信より
問題を認め謝罪した東京都江東区の木村弥生区長(C)共同通信社 拡大する
突然のガサ入れに、政界で激震が走っている。
東京地検特捜部が公職選挙法違反の疑いで、
今年4月に初当選した東京・江東区の木村弥生区長の関係先を強制捜査。
区長選期間中に木村陣営が投票を呼びかける有料広告をユーチューブに出した問題を巡って、
先月下旬に刑事告発されていたが26日、辞職する意向を固め、同日午後に記者会見する。
公選法では、有料インターネット広告で候補者自身への投票を呼びかけることは禁止されている。
特捜部は木村本人の関与の有無を調べているとみられる。木村氏は25日、「捜査協力」を理由に区議会本会議を欠席した。
木村氏は、8月の会見で支援者が有料広告を出したと明かし
「適法な中でのことと信じていた。監督不行き届きで申し訳ない」と言っていた。
謝罪をもって“一件落着”と思いきや、いきなり特捜部がガサ入れとは異例の展開だ。
東京政界に詳しい関係者はこう言う。
「有料広告以外にも何か問題があるのかもしれない。
木村陣営の選挙活動はかなりズサンだったそうだ」
政界へ“飛び火”の可能性
木村区長をバックアップ(自民党の柿沢未途衆院議員)/(C)日刊ゲンダイ 拡大する
「区長だけの問題で終わらない可能性がある」と言うのは区政関係者だ。
「いきなり区長に捜査が及ぶのは、どうも不自然だ。
特捜部は区長への捜査を『起点』にして、別の政界関係者に捜査の手を伸ばすつもりではないか。
“本丸”は区長以外の人物では、と囁かれています」
木村氏の政界人脈はかなり幅広い。保守分裂だった区長選を制した木村氏をバックアップしたのは、
江東区全域が選挙区の柿沢未途・自民党衆院議員(東京15区)だった。
「2人とも父親が江東区を地盤とした元衆院議員です。
木村さん自身も2014年から衆院議員を2期務めていました。
しかし、選挙区は北関東や近畿で、江東区ではありませんでしたから、区長選では柿沢さんが水面下でサポートした。
木村さんの区長選の相手は柿沢さんの“天敵”でしたしね。
2人の後援会の事務総長が同一人物で、共通点も多い」(東京政界に詳しい前出の関係者)
他にも、区長選では木村氏の応援に野田聖子、稲田朋美両衆院議員が駆け付けていた。
さらに、小池都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」の都議も支援していた。
前出とは別の区政関係者はこう言う。
「突然のガサ入れで、区役所と区議会は騒然としています。
特捜部は確たる証拠を掴んでいるのでしょう。一体、どこに“飛び火”するのか。正直、恐怖です……」
今頃、ビクビクしている政界関係者がいるに違いない。