【川内原発】運転延長めぐる県民投票条例案臨時議会に提案 塩田知事「慎重に判断すべき」
鹿児島テレビ 配信より
【川内原発】運転延長めぐる県民投票条例案臨時議会に提案 塩田知事「慎重に判断すべき」(鹿児島ニュースKTS) - Yahoo!ニュース 配信より
鹿児島テレビ
鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原発の運転延長をめぐる県民投票条例案が23日、
県議会の臨時議会に提案され、塩田知事は「慎重に判断すべき」と、実施することに否定的な意見をつけました。
塩田知事 「私としては、マニフェストに基づく県民投票は実施しない、
としたことなどを踏まえると、本条例案に基づく県民投票については慎重に判断すべきであると考えている」
2025年までに40年の運転期限を迎える川内原発について、
九州電力は20年の運転延長を申請し、現在、国の原子力規制委員会が審査を行っています。
県議会の臨時議会は、市民団体が請求した運転延長をめぐる県民投票条例案を審議するために開かれたもので、
傍聴席には、多くの関係者が訪れ、条例案の提案を見守りました。
冒頭の提案理由説明で塩田知事は「慎重に判断すべき」と、県民投票の実施に否定的な意見を述べました。
理由については、県の専門委員会の検証結果を受け、県民投票を実施しない方針を示していたことや、
他県の原発に関する住民投票条例案が「二者択一では反映できない」といった理由で
全て否決されていることなどを挙げました。
塩田知事 「議論の中身については議会でしていくことになるので、ここは車の両輪としてしっかり議論がなされると思う」
知事が否定的な意見をつけたことに対して、市民団体の関係者は…。
川内原発20年延長を問う県民投票の会 向原祥隆さん
「県知事たるものが公約で当選しながら、公約を否定して破ったことを口に出して平然としているのは異常。県民投票をやるという言葉を信じて投票した人がいっぱいいる。そういう人にどう申し開きするのか。条例の直接請求制度は間接民主主義の中で、わざわざ組み入れられている制度で、要件をクリアしたら通すことを前提にしていると思う。そこをわきまえて対応してほしい」
23日は、まだ県議会の審議が続く予定です。午後6時時点でまだ時間は決まっていませんが審議が再開され、質疑が行われる予定です。
質疑では最大会派の自民党を除く、県民連合、公明党、共産党の3会派の代表者と無所属2人の計5人が登壇します。
自民党県議団は条例案の審議に入ったため、26日の採決後までは取材に応じないとして、登壇しなかった理由などについて回答しません。
さらに議員の質疑のあと、条例を請求した市民団体の意見陳述が行われます。
23日の審議が終わった後、24日は2つの常任委員会が合同で審査を行い、26日に全議員による採決が行われます。
鹿児島テレビ
【関連記事】




