桜島で山体膨張示す地殻変動観測 気象台が警戒呼びかけ
桜島で山体膨張示す地殻変動観測 気象台が警戒呼びかけ|NHK 鹿児島県のニュース
配信より
桜島では、21日朝から山体膨張を示す地殻変動が観測され、気象台が警戒を呼びかけています。
気象台の観測によりますと、21日午前6時ごろから、桜島の島内に設置された傾斜計と伸縮計で山体の膨張を示す地殻変動が観測されています。
この山体の膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の火山灰が降るおそれがあるということです。
気象台は、噴火警戒レベル3を継続し、南岳山頂火口と昭和火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石と火砕流に警戒するよう呼びかけています。
また、このほかの範囲でも、爆発的な噴火に伴う空気の振動で窓ガラスが割れるなどのおそれがあるほか、風下側では小さな噴石が遠くまで風に流されるおそれがあるとして注意を呼びかけています。