「アンビリバボー。自民党県議団による政治テロじゃないかと思った」 島根・丸山知事、埼玉の虐待禁止条例問題を痛烈批判「共働きや1人親で子育てするなと言ってるのと同じ」「私は埼玉県知事は務まらない。島根県で良かった」
山陰放送 配信より
埼玉県議会で、子どもの留守番などを禁止する虐待禁止条例の改正案が提出され、波紋が広がった問題。
島根県の丸山知事は13日、「アンビリバボー。自民党県議団による政治テロじゃないかと思った」と痛烈に批判しました。
今月4日に埼玉県で出された子育てに関する条例案。
小学3年生以下は子どもだけで公園で遊ぶこと、
登下校すること、
留守番などが全て“虐待”にあたるとされ禁止され、
抗議の声が広がっていました。
これを受け、条例案を提出した自民党県議団は、一転して取り下げを決定。13日に取り下げられました。
この日、島根県知事の定例記者会見で、この問題について問われた丸山知事は…
島根県 丸山達也 知事 「内容がメチャクチャですよね。何を意味しているかっていうと、共働きや1人親で子育てなんかするなって言ってるのと同じですよ。 ベビーシッターくらいまで雇えないとあんなこと実現できません、富裕層以外は子育てなんかしてもらっちゃ困るっていう発想がないと言えないと思うんですよ」
条例案の内容がメチャクチャだったと批判しました。
さらに… 島根県 丸山達也 知事 「これを「義務」で出していくって感覚はアンビリバボー。自民党県議団による政治テロじゃないかと思いました。この条例を通したら埼玉県内の小選挙区の自民党の国会議員さん、いなくなっちゃうような中身じゃないですか」 そして、この改正案が常任委員会を通ったことについても、痛烈に批判しました。
島根県 丸山達也 知事 「普通は一部の議員さんが間違ったって議会の中で止まりますよ。あの内容が出した瞬間に通る、責任感を持ってない人たちが多数派を構成してるって、私は埼玉県知事は務まらないなと思いました。 あんな苦労しなくて良いから私は天国に住んでいるなと、島根県で良かったとホッとしているんです」
山陰放送
【関連記事】